« 小山薫堂 | トップページ | 衝撃走る »

2010年6月 1日 (火)

勃牙利葡萄酒

 Burgarian 勃牙利(ブルガリア)ワイン企劃に參加した。題は「樂しみ乍ら學べるブルガリアワインの美味しい飲み方」と云ふもの。急遽、ワインの講師として招かれたのだが、細かい打ち合はせもなく、當日いきなり故、嚴しいものがあつた。ワイン産地の地圖もなく、各ワインの細かい説明もなく、早くから分かつてゐれば、それなりの資料も準備できただらうに、殘念であつた。

 輸入商社を立ち上げた金宮ラズロさんの解説で幻燈を見た後、試飲會。まづ、試飲の仕方を傳授して、香りや味はひの共通項を探す。そして、勃牙利産の乾酪(チーズ)やパプリカのロースト、トマトペーストをパンに塗ったものをつまみにして飲む。希臘(ギリシア)のフェタのやうな堅い豆腐状の羊の鹽辛い乾酪はそのままだとボソボソなので、バターと練って、パンに塗り、蜂蜜を掛けて食べると圓やかな味はひとなる。また、獨特な香辛料を掛けるだけでも、食欲が進む。

 過去に世界一の輸出量を誇つたことがある勃牙利だが、タンクで輸出した安價なものだけで、ブレンドやブランデーの原料に使はれる程度の、表に名前の出ないろくでもないワインだけだつた。併し近年、近代的設備の整つた醸造所ができ、最新の技術で醸造されてゐる所爲か、テラ・タングラ社のワインは豫想以上に美味しいものだつた。特に勃牙利獨自の品種マヴルッドは、野性味に溢れるものの抜栓してから一時間程度で華開き、熟成した赤い果實やジャムのやうな濃縮感、それにカベルネとも違ふ厚味を備へたものだつた。

 勃牙利出身の力士、琴歐洲が宣傳大使に任命され、母國の宣傳に一役買ふことになつたらしい。最高級の單一畑のワインは試せなかつたが、ボルドータイプの混醸ワイン「TT」もなかなか個性的でよかった。これから、徐々に勃牙利ワインも浸透して行くだらう。

|

« 小山薫堂 | トップページ | 衝撃走る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/41030/34971809

この記事へのトラックバック一覧です: 勃牙利葡萄酒:

« 小山薫堂 | トップページ | 衝撃走る »