« 影 | トップページ | 拘り »

2010年6月10日 (木)

未来に備へる經驗値

 只、現在を謳歌するのに過去を捨ててしまつた日本人は、先が讀めなくなり、おろおろしッぱなしとなつた。だから本を讀めと、橋本治は云ふ。それも、單に文字を追ふのではなく、行間を讀めと。安直な答へなんか勿論存在しないが、そこには本の受け手が存在し、面倒なことは他人任せに、仕事だけをすればいい時代ではないのだと。

 モノとカネがグルグル回るだけの經濟が、汗水垂らしてモノを作らず、人のカネを動かすだけで儲ける時代に、唯一「一億総中流」と云ふどの國もなし得なかつた繁榮を迎へた日本はそれにも氣附かずに金持ちになつた。地球が閉じてゐる以上、經濟にも限りがあるのだから、これからは縮小するのが當たり前であつて、ずっと伸びる譯もない。まづは本を讀まうと云ふ姿勢には共感する。


大不況には本を読む 大不況には本を読む


販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する


|

« 影 | トップページ | 拘り »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/41030/35163712

この記事へのトラックバック一覧です: 未来に備へる經驗値:

« 影 | トップページ | 拘り »