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2010年6月11日 (金)

拘り

 日本獨逸ワイン協會聯合の役員會で知り合つた監事の木下勝實さんの本を讀んだ。古賀守先生を支へ、ワインと文化に就いて述べてゐる。『坂の上の雲』にも登場するクレメンス・メッケル大佐は故郷モーゼルのワインが日本でも飲めるか否かで來日を決めた話や、古賀先生の思ひ出話、最初から一流ワインの輸入を開始した頃の苦勞話など興味は尽きない。

 今月の弊社のお知らせ『汽笛一聲…上氣嫌』と共にお送りしてゐるご案内の中で、古賀先生と淺田勝美さんの出逢ひを書いたのだが、試飲後直ちに在庫のワインを頂きたいと言つたことが此処にも出て來る。併し、自分が聞いたのは「百數十本」とのことだつたが、當時經理をされてゐた木下さんはこの著書の中で

 「倉庫にあつたのは第一回の輸入分で、銘柄ではおよそ三十種類、本數にしておよそ三千本」 155頁

と記録してゐたので、この場で訂正する。メモをきちんと取らなかつた自分がいけないのか、淺田さんが間違つて傳へたのか、今となつては確かめようがないが、數字的に大きな差であった。

 南國のワインはアルコールが高いが獨逸のワインは酸味が主體でアルコール度數が低く、飲み疲れしない。久し振りに飲むとホッとするのだ。幹事の末席に加へて頂いたので、これからは心して獨逸ワインをまた飲まう。
 「獨逸ワインは別の飲物」と言つて憚らない木下さんに乾杯。


拘って独乙 拘って独乙


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