« ベルゴンティ | トップページ | 晝間から »

2010年7月20日 (火)

また應援する

 MotoGPの獨逸GPでは6週間振りにヴァレが復活。松葉杖を突く姿は痛々しいが、堂々に4位。表彰臺は逃したものの、ケーシーとの一騎打ちの三位爭ひは鬼氣迫るものがあり、兩者共々一歩も引かず、激しい抜き合ひであつた。ダニの優勝よりも、ヴァレの復歸を印象附けるものとなった。

 さて、以前、日本美術應援團のお話をした。前回は文庫しか讀まなかつたが、紹介した友人が他の本も樂しかつたと云ふので、單行本も讀んでみた。

 面白いことに、同じ日本美術應援團の赤瀬川原平と山下裕二の對談形式なのに、出版社が朝日新聞社、中央公論社、文藝春秋と違ふのが面白い。
 「文化とは美味しさのことである」と大見得を切って、全國津々浦々の名所舊跡を訪ねる『日本美術觀光團』。「本音を傳へやうとすると、美術とご馳走は限りなく重なってくる」と言つて、『オトナの社會科見學』に出掛け、工場にだつて「意圖せざる藝術の迫力」があると職人魂に触れる工場見學に出掛ける『實業美術館』と立て續けに三冊を讀破。痛快娯樂珍道中の記録だと言つていい!文章から追體驗するだけでなく、特別扱ひで奧まで見せてくれなくてもいい、ほんたうに其処を訪ねてみたくなる。

 何でもライカだのコンタックスだの銀燒冩眞機に例へるのも面白く、彼方此方の殘る廢佛毀釈の爪痕の恐ろしさ。
 國東半嶋が赤瀬川の横を向いた頭の形であるとか、構造模型がデュジャンのやうだとか、「トヨタは(圓山)應擧、マツダは(本阿彌)光悦」に見立てる愉快。お勸め♪ 殘るは『雪舟應援團』のみ。

日本美術観光団Book日本美術観光団

著者:赤瀬川 原平,山下 裕二
販売元:朝日新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

日本美術応援団 オトナの社会科見学Book日本美術応援団 オトナの社会科見学

著者:赤瀬川 原平,山下 裕二
販売元:中央公論
Amazon.co.jpで詳細を確認する

実業美術館Book実業美術館

著者:赤瀬川 原平,山下 裕二
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する


|

« ベルゴンティ | トップページ | 晝間から »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/41030/35761448

この記事へのトラックバック一覧です: また應援する:

« ベルゴンティ | トップページ | 晝間から »