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2010年7月15日 (木)

甚内波

Jinnai 短角牛を食らふ會には、すきや連の仕掛け人のひとりでもある坂田甚内さんもいらした。益子で「櫻杜工房」を開き、陶藝に留まらず、硝子など、豪快な食器を生み出す。常識に囚はれず、大擔な作風は亡くなられた角偉三郎さんに通じるものがある。初めてお會ひした時は迫力ある風貌からおっかない人だと思つた。その邊りも角さんと一緒。何せ遊び心滿載の人だから、抽斗が多い。月曜日は生憎の空模樣で和服は諦めて、細身の背廣に蝶ネクタイで行つたのだが、何げにこちらの装ひも褒めて下さり、恐縮した。

 ふと首元に洒落た手拭ひをしてゐると思つたら、ご自身の意匠だと云ふ。特に波模樣への拘りは器だけでなく、こんなところにも現れてゐた。箱瀬淳一さんの輪嶋塗蒔繪にも波模樣があつた。案外、自分も波が好きかも知れない。そこで、餘りに素敵だつたのでお強請(ねだ)りして一枚頂いてしまつた。その上、喧嘩しても外れないと云ふ喧嘩被りだとかまで傳授してくれた。さすが懐が深い。

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