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2010年8月31日 (火)

櫻吹雪

Kabuki 『義經千本櫻』の内「鳥居前」「道行初音の旅」「川連法眼の館」を演舞場で觀た。今回は勘太郎の義經、七之助の靜御前もさること乍ら、海老蔵が狐忠信をどう演じるかに注目が集まったもの。それも歌舞伎座閉場から羅馬、倫敦の公演の凱旋記念として、向かうと同じやうに、伏見稲荷の前から吉野の櫻の道行きまで休憩を挟まずに演じ、最後は宙吊りで狐が去ると云ふもの。

 獨特な「狐六法」で花道を引ッ込む忠信の荒事、靜御前との華麗な舞を踊る道行き、そして本物の忠信と狐の本性を現した源九郎狐の演じ分け、初音の鼓にされた親との別れを惜しみ、義經から晴れて鼓を與へられて喜ぶ樣、それに神出鬼没な狐の出現を類ひ希な身體能力を活かし溌剌と演じてゐた。以前のやうな變な癖も抜けて、聞き易かったし、海老藏は海外公演で一皮も二皮も剥けたのだらう。素晴らしかった。宙吊りの最後に櫻吹雪が舞ひ、足下まで花辯が降つて來たので記念に持ち歸へつた。

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2010年8月30日 (月)

新譯イソップ物語

51jcyiejnul_ss500_ 銀座八丁目のクリエイションギャラリーG8で、182人のイラストレーターが描く 新譯イソップ物語展へ行った。飛行船の挿繪の影山徹さんも出品してゐる。

 東京イラストレーターズ・ソサエティは、イラストレーター同士の情報交換や親睦だけでなく、今回は啓蒙活動の一貫なのであらう、著作権に就いても説明書が掲示してあつた。併し、182人もが同じ大きさの繪を描き、どれも販賣してゐるのは壓巻。影山さんの作品は「評判の惡い妻」だつたかの挿繪。納屋の前に態度の惡さうな妻が麦畑に立つて指差し、空には澤山牛が浮いてるやうな圖柄であつた。どの場面を切り取るのか、何を訴へたいのか、探るのも樂しい。

 また、安西水丸、黒鐵ヒロシ、南伸坊、和田誠等著名人の作品もひっそりと埋もれてゐて、寓話と共に小さく作家の名前を見て、納得したり、吃驚したり、面白い。

182人のイラストレーターが描く 新訳イソップ物語Book182人のイラストレーターが描く 新訳イソップ物語

販売元:小学館
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2010年8月27日 (金)

紫鈴

Rindo 加州でワイン造りを始めたカプコンの辻本憲三さん。ご自身の名前からケンゾーエステイトワイナリーと名附け、栽培家デイビット・アブリューと醸造家ハイディ・バレットを招き、ナパ・ヴァレーで2005年からワイン造りが行はれてゐる。

 美味いと評判であつたが、まだ一度も口にしたことがなかつた。それが丁度試飲會が廣尾の直營試飲室で行はれた。
 「朝露」2009と云ふソーヴィニヨン・ブランの白ワインは非常に爽やかで、草木の心地よい香りもよく、アルコール度數は高いがすっきりとした味はひ。1割程新樽を使ひ、微妙な差異でしかないが、それが僅かに味はひに奧行きと膨らみを與へてゐる。比較試飲として前年2008も飲ませて頂いたが、こちらは草木や果實の香りがなく、非常に大人しい。奧ゆかしい姉と派手な妹と云ふ感じだらうか。

 「紫鈴(リンドウと讀ませるらしい)」2007はカベルネ・ソーヴィニヨン主體のボルドーブレンドの濃い赤ワイン。澁味の成分タンニンだけでなく、酸味もしっかりしてゐる爲、今飲むには惜しい位、輪郭のはっきりした力強さと上品さがある。比較試飲させて頂いた2006はカベルネ・フランが多く、角の取れた圓やかさが際立つてゐた。孰れにしても、新大陸特有の果實味が全面に出た野性味はなく、飽く迄上着を着た紳士の體。

 「紫鈴」の上には、まだ「藍」「紫」と云ふ銘柄もあり、更に上を目指してゐるのだらうが、今回、試飲させて貰へなかつた。もう少し安價ならリストに載せたいところ。


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2010年8月26日 (木)

親子體驗

Mihon 昨日の親子すき燒體驗は6組の親子12名の皆樣にご參加頂き、無事終了しました。噛んで砕いて説明したので、感謝の氣持ちを忘れずに食事することを、きっと理解してくれただらう。大人になつたらまた來て欲しい。

 毎日小學生新聞新橋經濟新聞の取材を受けましたので、近々載るでせう。

新橋經濟新聞の記事


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2010年8月25日 (水)

百段階段

 東京都指定有形文化財に指定された目黒雅叙園の通稱「百段階段」で「肥前X唐津 陶磁器展」があつた。1940(昭和15)年創建當時に、新鋭の畫家に各部屋の装飾用繪畫をお願ひした爲、贅を凝らした欄間や天井繪がぎっしり詰まつてクラクラウするが、柿右衛門、今右衛門それに太郎右衛門の三方の作品がそれぞれ似合つた部屋に飾られてゐる。

 いきなり「十畝(ジツポ)の間」には荒木十畝の四季の花鳥畫の描かれ、燒物の歴史と全國の燒物が飾られてゐた。黒漆螺鈿の梁などこんな豪勢な部屋で食事となると、相當氣張つて盛装して來ないと大負けしさうだ。次の「漁礁(ギョショウ)の間」は漆喰彫刻が柱から出ッ張り、金箔、金泥、金砂子も眩しくケバい。併し、其処に柿右衛門が飾られると、落ち着くから不思議。

 そして「靜水(セイスイ)の間」は何と、池上秀畝。弊社の掛け軸には十畝もあるが個人的には秀畝の方が好きだ。と云ふか舊友に遇つたやうな、妙な懐かしさを覺へた。オレは貴方のことを最前から知つてますと云ふ感じ。見學に來てゐるおばさんたちは一所懸命、食ひ入るやうに器に魅入つてゐるが、ひとり首が痛くなる程天井を見上げる自分。

 天井の大きな秋田杉には秀畝筆による鳳凰や舞鶴が描かれてゐた。欄間四方の小山大月の金箔押地秋草は移築の際に寸法を間違へたのか、妙なところに繼が入つてしまつて興醒めである。それでも、この落ち着いた雰圍氣に十代から十四代今泉今右衛門の作品が並ぶ。何とも居心地がいい。また、階段を上がると板倉星光、鏑木清方の部屋もあり、かう云ふ風情は他にない。ゴテゴテして、これみよがしのとこもあるが、60年を經た作品から毒も抜けて、落ち着いてゐる。

 この百段階段見學ツアーとお食事の組み合はせもあると云ふ。いつか利用してみたい。

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2010年8月24日 (火)

大サービス

Enbjoueis 小倉アイスの餡が多いとかさう云ふ話ではなく、演舞場での《東海道四谷怪談》。元々半日掛かるもの故、通し狂言となると時間が掛かるので、途中省略が入る。そこで、その幕の説明が入り、

 そろそろ暗くなつて参りました。お岩樣もいらしたやうです。ほら、貴方の後ろに

と脅かしてから、大詰めに移るとほんたうに客席に…。大いに肝を冷やして涼しくなった。海老藏の利己主義で澁い伊右衛門、勘太郎のお岩、小平、與茂七の減り張りのある三役、獅童の憎々しげな惡黨直助、七之助の可憐なお袖と若者らしい群像であつた。

 どんなに裏切られても最後まで夫を信じた哀れなお岩には、武士の妻としても誇りがあつた。それが毒藥を盛られて豹變して捨てられてしまふ。髪漉、戸板返し、提燈抜け、佛壇の絡繰りなど、昔から知られた仕掛けは今見ても恐ろしい。《忠臣藏》と對の物語としても素晴らしい。鶴屋南北のエンターテイメントに酔ふ。
 因みに、アイスは幕間に食べたもの。

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2010年8月23日 (月)

疊替え

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 お休みを頂いて改装した爲、下駄箱上の焦點照明、スピーカーも變へ、床の間天井を張り替へ、ピクチャーレールにしたので高さも1寸5分位上がりすっかり綺麗になつた。勿論、疊も替へたので快い香りがする。まだ炎暑が續きますが、是非すき燒を食べていらして下さい。

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2010年8月20日 (金)

蕎麦

Kawakami 「名物に美味いものなし」とも云はれるが、信州は蕎麦の産地の割りに地元消費では足りず、殆どの店が他縣から或ひは輸入蕎麦粉を使はないと足りない。それでも美味ければいい。輕井澤にも色々と美味い蕎麦屋が在ると聞いた。中でもお勸めは「川上庵」。
 濃い目の蕎麦汁にいい塩梅の蕎麦だ。おつまみも豐富でいい。カラリと揚がった天麩羅も美味い。娘の食べた鴨せいろも良い。凝ったオーディオから流れる曲も好い。濃いめの化粧をした若い給仕の女性もよく氣附く。昨年は食べそこなったが、やっと食べられた。一寸並んで待つても食べたい処。


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2010年8月19日 (木)

硝子杯

 昨年も挑戰したが、今年も工房で硝子杯作り體驗をした。古典的な吹き硝子である。殆ど若い職人さんが手傳つてくれるので、言はれるままに手や口を動かすだけで自分だけの硝子杯の完成となる。昨年は緑地に緑の頭文字にしたので、今年は紫地に緑の頭文字。かなり分厚いのが不本意ではあるが、素人故の歪みも味はひとなる。

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2010年8月18日 (水)

同伴

Dugcot 犬を飼ふやうになつて困るのが、旅行だ。たとへ二~三日であらうとも、知らない人に預けるのも忍びないし、だからと言つて自宅に置き去りにもできない。それが、ここ數年、犬同伴可と云ふ店や宿も増えた。毎年八月のお盆休みは輕井澤で過ごすが、この便利な犬同伴可能な宿に泊まった。玄関を這入ると直ぐに犬の足を洗ふ設備が在り、中柵、トイレ用シート、密閉ゴミ箱、犬用タオルなど至れり尽くせりであつた。よく考へられてゐるので、また利用したくなる。但し、何処かの犬の遠吠へに、うちの犬も反應してしまふのには困った。


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2010年8月14日 (土)

夏期休暇

Taki2
2010年8月14日(土)~17日(火)お休みを頂きます。この間に、疊替へ。
畫像は小原祥邨「那智之瀑布」(今朝藏)。

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2010年8月13日 (金)

改装終はる

RoukaHiroma ほぼ一箇月に亘る大廣間の改装も終はり、撤去作業始まる。空調一新、換氣扇取り替へ、天井張り替へ、上がり框、廊下の壁紙と天井の張り替へ、下駄箱上飾り棚を螢光燈を焦點照明に變へる等樣々行つた。

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2010年8月12日 (木)

ケナークラブ

 今週は何故かドイツワイン一色になつてしまつたが、本日も續けてドイツワインの話題。
 
 ドイツワイン愛好家の爲の資格、ドイツワイン・ケナー及びドイツワイン・上級ケナーの集ひケナークラブ、第二回「ワイン會」が2010年11月13日(土)に、東京赤坂、獨逸文化會館内、獨逸東洋文化研究協會(OAG)ホール、そのロビー、そしてお隣葡萄屋の料理にドイツワインで立食パーティーが開かれる。

 今年の試驗成績優秀者の表彰後、獨逸留學經驗のある佐藤久也さんの提琴演奏、そして立食パーティーと云ふ贅澤な企劃。ケナークラブ會員は\7,000、一般の方でも\9,000で、獨逸仕込みのクラシック音樂、それに銘醸ワインが澤山飲めるので、是非ご參加頂きたい。詳細はその内に連合會HPに載せる。

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2010年8月11日 (水)

150周年

 來月ですき燒〈今朝〉は130周年を迎へるが、丁度今年は日獨交流150周年記念にも當たる。1860年の秋に、プロイセンの東方亞細亞遠征團が江戸沖に來航し、翌年の1861年に江戸幕府と修好通商条約を結んだことに由來。

 日本ドイツワイン協會連合會主催のドイツワイン・ケナー並びに上級ケナー試驗がこの2010/2011年「日獨交流150周年」事業認定を受け、ロゴの使用を許された。たまたま、大使館家頁で發見し、廣報の方にお願ひして英文で書類申請したところ通つたのだ。そして、日本でまたドイツワインが飲まれるといい。まだまだ甘口だけだと間違つた印象が拭ひ切れないのが殘念。私としては、若い頃に獨逸で働き、恩を受けた身なので、少しは恩返しになればと思ふ。

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2010年8月10日 (火)

ドイツワインのススメ

 事務局長としてお手傳ひさせて頂いてゐる、「日本獨逸ワイン協會聯合會」だが、毎年秋にワイン通に捧げる資格試驗を實施してゐる。獨逸ワインが好きな成人ならば、誰でも應募できるので、挑戰してみては如何であらうか。

 筆記と試飲の實技とあるものの、獨逸ワインの普及を目的としてをり、ソムリエやエキスパートのやうに重箱の隅を突くやうな問題は出ないし、一寸勉強すればよい筈。全く知識なく飲むより、少し知つてゐるだけで、銘柄を指定して買ふこともできるやうになる。

  本年のこの認定試驗「ドイツワインケナー」「ドイツワイン上級ケナー」が日獨交流150周年記念事業にも認定され、ロゴの使用も許可され、賑やかになりさうな豫感がある。試驗は2010年10月16日(土)14時から、総評會館。

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2010年8月 9日 (月)

仔羊肉

Hituji 中目黒へ行ったついでに、「くろひつじ」で晝食。犬同伴も許されてゐるので助かる。ここのロゴが平假名の意匠で組み合はされて、羊の顔になつてゐるのが愛嬌がある。よく見ないと文字にも顔にも見えないが、樂しい。

 既に有名なジンギスカン鍋の店だが、初めて。倉庫か工場を改装した木造建築が、住宅街の中に在る。まるでカフェのやうな佇まひが、若者に受けるのだらう。白いプラスティックの卓子に七輪を持つて來て自分たちで燒く。ランチのセットが1,000圓以下と云ふのも嬉しい。

 どうも自分の配分で燒けないと氣の濟まない性分故、ひとりで鍋を仕切る。我が家は半生位が皆好きなので、片っ端から燒いて行く。周りに載せた野菜が焦げすぎないやうにして火を通すのが案外難しい。あッと言ふ間にたいらげてデザートにソフトクリームと云ふのが婦女子。一口頂いたが、思ひの他杏仁豆腐味が美味しく、大滿足であつた。
Eis


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2010年8月 6日 (金)

戰爭

 廣嶋の原爆慰靈祭に初めて米國ルース大使と國聯潘基文事務総長の他、英佛代表も參列したと云ふ。岳父は軍國少年として教育を受けた戰中派なので、今でも先の大戰の話はよくするが、それは親父と同じ疎開先の話が多い。昭和を二つに隔てる先の大戰の宿題とも云へる、安保條約、基地問題は未だに解決してゐない。

 昭和戰前期を語る上で欠かせない「ニニ六事件」、 戰後日本を語る上で外せない「三嶋由紀夫割腹事件」。この二つは棘のやうに刺さり續け、そろそろ意味を考へられる時期に來たのかも知れない。さう思つてゐたところに、出くわした本書、保阪正康の對談集『戰爭と天皇と三嶋由紀夫』。

 憲法九條で戰爭放棄を謳ひ、軍隊がないと云ひ乍ら、自衛隊のある現状。平成になつて不登校兒童や生徒が増えたのは、實は國家がまやかしを犯してゐるからなのかも知れない。
 「五箇條のご誓文」には既に民主主義が現れてゐると考へてをられた昭和天皇は、戰後「天皇制下の軍國主義」から「天皇制下の民主主義」へスライドできると考へてゐたが、それが「民主主義下の天皇」に進み、政治的な責任を生み、司祭を司る「文化的」な天皇だけでゐられないのが現状なのだと云ふ。
 色々と考へさせられるよい機會が毎夏にやつて來るのはいいことなのかも知れない。

戦争と天皇と三島由紀夫 (朝日文庫)Book戦争と天皇と三島由紀夫 (朝日文庫)

著者:保阪 正康,半藤 一利,松本 健一,原 武史,冨森 叡児
販売元:朝日新聞出版
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2010年8月 5日 (木)

猛暑

20100805Kaisou1Kaisou2 暑いです。溶けてしまひさうです。お客さんも減りました。仕方ありません。
 その代はり、奧の廣間を改装です。空調を新しくし、小型の換氣扇にし、壁紙貼り。職人さんは氣の毒ですが、着々と進んでゐます。

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2010年8月 4日 (水)

コズミック・フュージョンⅡ

 ツェッペリンNTの繪を描いてゐた影山徹さんの作品が出品されてゐる「コズミック・フュージョンⅡ展」を觀に、大崎ニューシティ2號館2階の○美術館へ。地球や生命を主題に自然から幻想繪畫まで、最近活躍してゐる人から新人までの作品が並ぶ。

 自分には全く縁のなかった分野ではあるが、コムピューターを使つた繪畫も多く、何処まで原畫なのかよく分からなくなつた。パステル畫をPCに讀み込み、イラストレーターで仕上げた作品なんて云ふものもある。

 影山さんの繪はご自身の頁で見たことのあるものがあり、實物は細密に描かれ、非現實的な風景が浮き上がつてゐた。中にはアルフォンス・ミュシャへの敬意を表した作品や、漫畫の一歩手前のやうな作品から木目を活かした板繪であつたり…。多樣性は混沌を生み、方向性が見えて來ないが、それでも幻想や自然に溢れてゐる。

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2010年8月 3日 (火)

家頁更新

Maru_ima 昨年來、ホーム頁の更新が滯つてゐた。PCがダウンしてプログラムを真ッ新にして入れ直してから、やっと更新した。單にサーバーに接續できてゐなかつただけであつたが、ずっとその原因が掴めなかつた。新しい地圖や昔の半纏から「箱式(ハコシキ)」のオオクラテツヒロさんに作つて貰つた○に今の意匠や冩眞も新しくしてみた。
 オオクラさんの箱式の可愛らしい動物立方體の塵紙は販賣されてゐるが、以前、ワークショップで自分で描いたものを自宅で使用。子供が描いたものは、父母の贈り物にしてしまつた。

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2010年8月 2日 (月)

クラスター氣球

 ブイヤント航空懇談會の総會と講演があつた。エアロノーツの市吉三郎さんによる「クラスター氣球」。
 初めて聞いて、ん?クラスター氣球とは何?。
 飛行船や氣球の專門家が多く、參加者は皆周知の事實らしく、全く語句の説明もなく始められ、つひ最近ドーヴァー海峡を初めてクラスター氣球で渡つた人がゐると紹介され、1950年代のジャンピング・バルーンから最近の樣子まで教へてくれた。

 要は空着よりも輕いヘリウムのやうな瓦斯を入れた風船を集めて、椅子なり器具を身體に取り附けて飛ぶことらしい。米國には航空機としてその椅子と氣球を登録して、飛行許可を貰つて飛んでゐる人がゐると云ふ。以前、亞米利加へ飛ぶと世間を騷がせたまま行方不明になつた「風船おじさん」と同じだが、こちらはバラスト、GPS、パラシュート、PC、無線機など最新機器を積んだ本格的な飛行なのだ。

 こんな風船が集まれば空を飛べるかもと思ふのは、子供の夢かも知れないが、實際に飛んでゐるとは思ひも寄らなかつた。然も、ドーヴァー海峡を飛行船や熱氣球ではなく、このクラスター氣球が飛んだのはつひ最近だと云ふことも驚いた。叶へ易い夢だと思つてゐたものが、案外、叶へ憎かつたのかも知れない。

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