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2010年8月31日 (火)

櫻吹雪

Kabuki 『義經千本櫻』の内「鳥居前」「道行初音の旅」「川連法眼の館」を演舞場で觀た。今回は勘太郎の義經、七之助の靜御前もさること乍ら、海老蔵が狐忠信をどう演じるかに注目が集まったもの。それも歌舞伎座閉場から羅馬、倫敦の公演の凱旋記念として、向かうと同じやうに、伏見稲荷の前から吉野の櫻の道行きまで休憩を挟まずに演じ、最後は宙吊りで狐が去ると云ふもの。

 獨特な「狐六法」で花道を引ッ込む忠信の荒事、靜御前との華麗な舞を踊る道行き、そして本物の忠信と狐の本性を現した源九郎狐の演じ分け、初音の鼓にされた親との別れを惜しみ、義經から晴れて鼓を與へられて喜ぶ樣、それに神出鬼没な狐の出現を類ひ希な身體能力を活かし溌剌と演じてゐた。以前のやうな變な癖も抜けて、聞き易かったし、海老藏は海外公演で一皮も二皮も剥けたのだらう。素晴らしかった。宙吊りの最後に櫻吹雪が舞ひ、足下まで花辯が降つて來たので記念に持ち歸へつた。

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