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2010年10月22日 (金)

中之島

 レス協の集まりは午後故、午前中は京都造形の同期生が志願奉仕で案内人をしてゐる中之嶋に在る「東洋陶磁美術館」へ。舊安宅蒐集品を元に建てられた爲、自然光照明であつたり、和物は少し低く疊に屈んで作品を觀るやうな姿勢で見たり、随所に工夫が凝らされてゐる。
 こちらの生半可な知識に比べると友人の解説は的を射るもので、ふむふむと納得した。一口に青磁と言つても、實に色に幅があり、青に近いものからオリーブ色迄樣々な上、日本人好みと云ふものがあると知った。
 そして、部屋に入り、嗚呼これは美しいなあと思ふ作品の前で、單眼を取り出して、形を愛で、表面の色艶や文樣にじっくりと見入つてゐると、「お目が高い」と聲が掛かる。ふと解説を見ると前田家傳來の國寶や重文であつた。自分に審美眼が備はつたとは思はないが、有田、唐津、美濃と燒物を現地で觀て來た知識が大いに役立ち、素直に美しいと思へてよかった。

 Koukaidouそして、直ぐ向かひの中之嶋公会堂地階の倶樂部でオムライスを頂く。創建當時の雰圍氣が殘り、綺麗に化粧直しをされたこの食堂は一年振り。大勢で賑はつてゐる。高い天井が氣持ちよく、限定200食と云ふ名物も680圓と云ふ庶民價格。

Omurais
 そして、午後一番で同じく同期生が館長を勤める「除痘館記念資料室」へ。緒方洪庵(1810-1863)が種痘を始め、天然痘撲滅の礎を築いたことを、パワーポイントを使ひ、要領よく説明を受けた。適塾に通つた福澤諭吉が度々牛鍋屋へ通つたと『福翁自傳』に書いてあつたことを思ひ出す。目の前には1901(明治34)年に建てられた、まるで武家屋敷の「大阪市立愛珠幼稚園」や「舊緒方洪庵住宅」も僅かに殘り、江戸時代の名殘が見られる。

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コメント

ご無沙汰しております。
大阪にお越しなんですね(^v^)
中央公会堂のライトアップはご覧になられましたでしょうか。

投稿: MO | 2010年10月26日 (火) 12時41分

昨年、來阪した折に照明に照らされた中央公會堂は見ましたよ。>MOさん

今年は時間割に餘裕がなく、豫定をこなすので精一杯でした。

投稿: gramophon | 2010年10月26日 (火) 12時57分

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