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2010年11月18日 (木)

深淵

 更新が遅くなり申し譯ない。いつもなら、前日迄、遅くとも午前中の早い時間に書く筈であつたが、生憎とバタバタして忙しい上に、PCが愈駄目なやうで、電源を入れてから立ち上がるのに30分も掛かる。スヰッチが逝かれたか。

 さて、先日、藤村實穂子「リーダーアーベントⅡ」~生誕200年 シューマンを歌ふ~を聽きに、紀尾井ホールへ出掛けた。昨年に續いての獨唱會となるが、豫習をする間もなく聽いたので、真髄に触れられず、表面的な感覺のみとなつた。
 シューマンの《リーダークライス》、マーラーの歌曲、それにブラームスの《ジピシーの歌》と云ふ獨逸浪漫派による構成。バイロイトで《ワルキューレ》のフリッカや、《トリスタンとイゾルデ》のブランゲーネを歌ふ實力派であるにも拘はらず、歌劇よりも歌曲が得意だと云ふメゾ・ソプラノ、藤村はワーグナーのやうに體力を消耗しない所爲か、萬事餘裕があり、樂しげで、獨逸語を噛んで砕いて丁寧に發音してくれるので、心に染み入るやうに響き亘る。

 勉強不足が祟つて、初めて耳にする曲ばかりなので、暗がりで對譯もよく見えず、今ひとつ歌詞の意味が理解できなかつた。それでも、心に何かしら届いて來る。ホール全體を鳴らすやうに、皮膚から染み入るやうに、響いて來るのだ。まるでお經のやうだが、寝たtpしても心地がよい。


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