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2010年12月 2日 (木)

昔乍ら

Iseju1Iseju2 すきや連の句會で初めて『繪硝子』を主宰されてゐる和田先生の特選を得られた。

 すきやきがすきでたまらぬすきや連

ご祝儀としても、感じがよく出てゐるとのお言葉。參加者の投票では向笠千恵子さんの

すき燒きや 大願成就の 宵なれば

が選ばれた。昔はお祝ひの席と云へば、すき燒であつたもの。よい句なので、自分も一票入れた。

 さて、今回は小傳馬町の「伊勢重」。例の炭火である。

 卓話として、粟國生なり糖の沖縄さとうきび機能研究所社長、高村義雄さん。
 砂糖黍を内實部だけを搾ると餘計な色が附かず、製紙に使ふやうな加熱高壓で搾汁するとポリフェノールも多く、強い抗酸化能効果が期待でき、然もPH調整の石灰を使はずに炊き上げるので、ミネラルが豐富で身體に優しい砂糖が出來るのださうだ。泉重千代さんの長壽の蔭にはいつも砂糖黍があつたとのこと。白砂糖は惡者扱ひが多いが、かう云ふ砂糖のすき燒ならさぞかし美味いことだらう。

MiyamotoIseju3 炭火は途中で火加減を調整できないので、割り下や水を足して加減しないといけない。自分の卓は銀座吉澤の社長ご兄弟と、吉原の櫻鍋中江のご主人と專門家ばかりで五月蝿いのだ。それを見かねたのか、途中、伊勢重の社長が直接、鍋を見てくれる贅澤も味はつた。「何故今も炭火」と云ふ質問に「昔からやつてゐるから」。よい老舗に理由なんか要らない。創業明治2年の重みだ。

 最後に我々の卓だけ裏メニュの「おじや」を注文。美酒に酔ひ、極上和牛に舌鼓を打ち、滿腹の微酔ひでお開き。肉好きの集まりは樂しい。次回のすきや連は愈京都へ繰り出す。


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