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2011年4月29日 (金)

黄金週間

 本日より5月8日迄、黄金週間故、すき燒 今朝はお休みを頂戴します。

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2011年4月28日 (木)

神南警察署

Jinnnan 犬を連れて散歩がてら歩いてゐると、確か服飾專門學校であつた筈が時折、警察署になつてゐた。訝しく思つてゐたら、テレビドラマ「班長4」のロケ地であつた。
玄關を撮影しようとしたら、スタッフの人に止められてしまつたので、横丁からこっそり。

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2011年4月27日 (水)

一硬貨晝食

 昨日、野澤錦糸さんが日本藝術院賞を受賞した。文樂界にも華が添へられたことだらう。おめでたうございます。まるで自分のことのやうに嬉しい。

 さて、結婚當初まで續けてゐた庭球から遠ざかること12~13年。そろそろ復活しようかとラケットを見に澁谷の櫻丘に昔から在る庭球專門安賣屋へ。これでなんちゃったテニスから庭球になるだらう。丁度、お晝食時、坂の途中、カフェ・マルシェに這入る。一階の立ち食ひと二階席では値段が違ふ、まるで巴里のカフェのやうだ。おまけに伊太利illyの珈琲なのが氣に入つた。ビジネスホテルの附帶飲食店らしい。

Stew 二階席の昼食はパスタ、煮込みものそれぞれ一階は500圓、二階席は600圓と良心的。ビーフシチュウを頂いたが、きちんと牛肉が入り味もよい。狭くて脚の長い背の高い席で妙に落ち着かない點を除けば、なかなかのもの。100圓足すと飲み物も附くし、外のテラスなら犬も一緒でよいらしい。また、來るか。


住大夫の隣に錦糸も見える素浄瑠璃《沼津の段》


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2011年4月26日 (火)

花一重

Biwa 薩摩琵琶奏者、友吉鶴心さん門下生研修の會「花一重」が、表参道の銕仙會能樂研修所舞臺であつた。

 本能寺 ・ 羽衣 ・ 春の宴 ・ 敦盛 ・ 壇の浦 ・ 愛宕山

習ひ始めたてのお弟子さんから順繰りに演奏。だんだん上手くなる。今年は鶴心さんの師匠、鶴田錦史生誕100年目に當たるので、先生の作曲作品ばかりのやうだ。然も、少なくとも一度は聽いた曲ばかりであつたので、一度も寝ることなく聽き通すことができた。それは自分の進歩でもある。つひ、一本調子の方だと氣附くと寝てゐる體たらくであつたが、曲を樂しむ餘裕すらあつた。ゆったりとした調子にも慣れたのだらう。

 お弟子さんそれぞれ、各段の進歩を遂げて前回氣になつた箇所が皆さん改善されてゐることに驚かされた。聲の調子、高音、奏法、段々と上手になつてゐる。鶴心さんが上手なのは當り前でも、最後に聽かせてくれた《愛宕山》は、家光の命を受け、曲垣平九郎が愛宕神社の階段を馬で驅け上がる講談を題材した作品だが、馬の蹄の音、躊躇する樣子、櫻變奏など手に取るやうにわかり、語りと演奏共々沁み入るやうに樂しめた。

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2011年4月25日 (月)

岡本太郎

51va9hkc6ll_ss500_ 東京國立近代美術館で「生誕100年 岡本太郎展」を5月8日(日)迄やつてゐる。それに合はせるやうに、先月發賣の雑誌『すばる』4月號が特集を組んでゐた。

 と云ふより、この雑誌には先日紹介されたChoriさんの小説『ビールの話』が載つてゐるので、勸められる儘に買つたもの。居酒屋でふと出會つた朋子さんと、飲み友達のやうにして附き合ひ出した主人公が一緒に新幹線に乘つて出掛ける話なのだが、うちの娘のやうに歴史に疎い朋子さんとの緩い會話や附かず離れずの距離感、京都の町並みなど、細やかな情景が目に浮かぶ。ご本人の朗讀を聞いた所爲か、彼のゆったりとした間合ひで讀むと、とても滑らかに言葉が染み渡る。この小説は本物だ。ますます彼から目が離せなくなる。

 そして、岡本太郎の特輯では「爆發は永遠だ」と、まづ山下裕二先生の對話形式の解説があり、文化人類学者の今福龍太と沖縄の大學教授、本浜秀彦の紹介文があり、バンドOKAMOTO'Sの澁谷、表参道探索、お笑ひのオードリー、若林正恭、現代美術作家、ヤノベケンジの體驗が載つてゐる。
 著作は一昨年の課題で幾冊か讀んだが、一風變はつた原色の派手な作品とは違つて、思考は至極真ッ當に、本質を見抜いてゐたのだ。矢鱈と注目されたこともあつただらうが、逆に畫壇から干されたこともあつたのだらう。併し、彼はいつも同じ、世の中が上へ下へと動いてゐるだけで、常に筋が一本通つてゐた。今にして思へば希有な存在であつた。

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2011年4月22日 (金)

エディット・ピアフ

 美輪明宏版《愛の讃歌》エディット・ピアフ物語を觀る。悲劇そのままに生きたやうな彼女の人生を、妹シモーネ役にyou、秘書ルイ役に大和田伸也、最後の夫テオ役の大抜擢の佐藤雄一と共に演じてゐる。
 路上で歌つてゐた時代、戰後愛に生き、拳闘家マルセルとの戀の時代、そしてアルコールと麻藥に溺れ、最後に救いの天使のやうに現れたテオの時代と三幕に分け、それぞれを象徴するやうな

 「薔薇色の人生( La vie en rose)」
 「愛の讃歌(Hymne à l'amour)」
 「水に流して( Non, je ne regrette rien)」

を熱く歌ひ上げる。獨特な聲なのにきちんと言葉が聽き取れる。くどい程のヴィヴラートが響き渡り、また照明が觀音菩薩のやうに輝かせる。今の我々には「愛」が足りなかつたのかと思はせる説得力に滿みた歌ひ方。相手に捧げ、見返りを求めない無償の愛。

 カーテンコールに立つ二人はまるで戀人のやうであり、もしかして、若い男の子とこれがやりたいが爲に劇を書き上げたのかと思ふ程、繪になつてゐる。併し、この芝居は1979年に澁谷ジァン・ジァンで自ら書き下ろし、主演初演されたものだ。公園通りの山手教會下、あの200名位しか入らない地下の芝居小屋で演じたのなら、さぞかし親密感があつたことだらう。もう閉鎖されて久しいが、以前フルトヴェングラー協會の集まりで行つたことがある。

 自傳や映畫では殆ど無視されてゐるが、21歳離れたテオで出會ひ、救われたエディット。彼はエディットの死後も借財返濟の爲に歌ひ、6年掛かつて完濟した途端に交通事故で亡くなつたと云ふ。震災後、ボランティアと云ふ無償の愛を捧げる人もゐるが、商賣人には嚴しい時代となつた。せめて、笑顔でゐたいものだ。

http://www.youtube.com/watch?v=D7Fyai861E4&feature=player_embedded

 因みに、最愛の人、マルセル・セルダンが1949年10月27日に乘つた飛行機には、提琴家ジネット・ヌヴーも搭乘してゐた。彼女の78回轉盤は心を温かくしてくれる。特にシベリウスとブラームスの協奏曲、リヒャルト・シュトラウスの提琴奏鳴曲、ショパンの夜想曲第20番嬰ハ短調等、他の追随を許さない珠玉の演奏。


そして、本日深夜24:20~ テレビ朝日 「タモリ倶樂部」では
「フルトヴェングラー生誕125年記念クラシック名盤『音』鑑賞會」
足音、間違ひ拍手、鼻歌等… クラシックの名盤に入つてしまつた
秘密の音が今、リマスターで甦る!
http://www.tv-asahi.co.jp/bangumi/

があるさうです。乞うご期待!

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2011年4月21日 (木)

行列

G1G2G3 原宿にいつも行列ができる食堂が在る。路地裏なので、犬の散歩がてら覗くといつも並んでゐる。年末に訪ねた時は既に食材がなくなり早仕舞ひしてをり、食べ逃してしまつた原宿餃子樓

 料理と云つても水餃子か燒餃子(各々290圓)しかなく、精々韮、大蒜入りかどうか選べるだけで、他には酢漬けキャベツ、胡瓜に肉味噌掛け、茹でたもやしに挽肉味噌(各々180圓)、それに丼飯(スープ附)しかない。殆どカウンターだが、卓子席も4つあり、そちらの空くのを待つ。さっさと食べて出て行くので回轉も早い。定食屋代はりに入る一人者、デートのふたりが大半で、後は家族連れ。

 文句なしに美味い。この値段で誰が文句を言はう。韮、大蒜が入らないとおとなしい味はひで、刺戟が欲しい人は韮、大蒜入りがいいのかも知れない。我が家のレディースたちも飯なしでいいので、かみさんとビールのつまみに副菜を頼み、6個入りの餃子を4種それぞれ食べ、お代はりをし、またビールを飲み、副菜を追加し、水燒餃子一枚づつ頼んで腹一杯。なんとも庶民の味方であつた。

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2011年4月20日 (水)

詩人

 薩摩琵琶奏者、友吉鶴心さんの紹介で詩人Chioriさんの出版記念パーティーへ。何んともほんわかした自然體の京都人。心根の優しい人なのであらう、大人しい笑顔の奧に光る芯の強さ。育ちの良さが滲み出るのだらうか。リリー・フランキーを若くしたやうな感じとでも言はうか、自然食品屋の店員のやうな、シャツの下に東南亞細亞風の装ほひ。

 彼は單に詩の朗讀をするだけでなく、ベースの伴奏に語る。熱い言葉が飛び出すのではなくて、飽くまでも自分の言葉で、自分の流儀を通して語られる。全く豫想が附かない。それだけ別世界と云ふことなのだらうか。平成の御代の新しい詩の形なのであらう。19世紀の作曲家ワーグナーも自作の戯曲の朗讀會を幾度もやつてゐたことを思ひ出す。
 詩人で生活できるのか。いつでも微笑みを絶やさずに居られるのか。同じ日本語と云ふ言葉に拘りをもつ者としては、これから成長を見守り應援して行かうと思ふ。然も、裏千家の長男と云ふ茶人から詩人になつたと云ふ異例の經歴。

 本日は加藤大治郎の命日。

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2011年4月19日 (火)

歌聲

102 東京文化會館で蓄音器を持ち込み往年の歌聲を披露した。勿論、それは大ホールでも小ホールでもなく、大會議室で日本ヴェルディ協會での講演。と云つても、歌手や78回轉盤を紹介して掛けるだけなのだが、とても好評でよかった。

 《オテッロ》を初演したタマーニョからカルーソー、そしてジーりやステファノまで1902年の吹き込みから40年代迄主にテノール歌手を中心にヴェルディばかり掛けた。自分の蒐集品は好きな歌手に偏りがあり、ヴェルディだけと云ふのは難しい選擇であつた。だいたい、家の中でレコードを探すのもたいへん。持ち歸へつてから、バラバラにして仕舞つた爲、リストに載つてゐる箇所に品物がなかつたりで出すのにだいぶ時間が掛かつた。そして、家まら會場へ重たいポータブル蓄音器HMV102とレコードを運ぶのにも骨が折れた。とても山の手線では階段や人混みが避けられず、かみさんを説き伏せて自家用車で乘り附け、歸へりは會社までタクシーにした。

 蓄音器はゼンマイ仕掛けの爲電氣は要らないが、節電に協力してゐる館内、會場の空調を入れられず、暑くて大汗もかいた。でも、それだけ苦勞した甲斐もあり、皆さん熱心に聽き入つてくれた。

 何か復刻盤でお勸めをと言はれて、カルーソーの代表曲がデジタルで再録されたCDをお勸めした。

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アーティスト:Enrico Caruso
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2011年4月18日 (月)

出演者變更

 新国の3月公演は中止されたので、地震後初のオペラ鑑賞。今回の樂劇《薔薇の騎士》はオックス男爵役のフランツ・ハヴラタ以外、指揮者はアルミンクからマイヤーホーファーに、元帥夫人は前回好評であつたニールントからベーンケに、オクラヴィアンはシンドラムから井坂惠に、ファーニナルはエーデルマンから小林由樹、ゾフィーはバーマンから安井陽子に悉く變更されてゐた。誰も日本には來てくれない状況だと理解した。

 そんな中で元々の配役であつたハヴタラだけは氣を吐き、彼を中心に芝居も歌も繰り廣げられ、急遽抜擢された若き貴族の筈のオクタヴィアンはちんちくりんな上に聲が通らず、ゾフィーも見映へもしない、如何にも間に合はせの感は免れない。折角の二重唱でもオケに消されることも多く殘念。ベーンケの元帥夫人の第三幕で仲裁に入る場面は、絹のローブデコルテの裾捌きに氣品があり、貴族とはかう云ふものだらうと云ふ説得力があり、自分の若い燕であるオクタヴィアンを寂しい笑顔でゾフィーに譲る。ぐっと堪えた感情表現が如何にも大人の女性。素晴らしい。

 マイヤーホーファーの指揮は俊敏樣式でも荘重樣式でもなく、どちらでもない凡庸なもので総譜をなぞるだけで、リヒャルト・シュトラウスの良さが譜面以上に出て來ない。はっきり言つて退屈。新日フィルの演奏も強弱の差が弱くて心沸き血踊るやうなところがなかつた。
 ジョナサン・ミラーの演出は4年前の演出と同じなので、安心して見られ、小道具や衣装の細部まで觀察できた。

 地震後、公演の穴を空けないだけの、憂き世を忘れさせることのない、総じて感動には程遠い演奏。

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2011年4月15日 (金)

レベル7

 ゲームならレベルが上がれば嬉しいだらうが、これは原發事故のレベルの話で、チェルノブイリ事故と同じレベルなのだ。全く日本政府は今まで原發事故を小さく見せやうと誤魔化してゐたのではないか。

 受け賣りだが、生命體に一番影響與へるのがストロンチウム、次にセシウムだと云ふ。一度環境に出れば、全然減らない。放射能がなくなるのに何萬年も掛かる。特に、ストロンチウムはガンマ線を出さず、ベータ線しか出さない。ベータ線は計測すら出來なかつたと云ふ。その上、體内に取り込まれたストロンチウム90はカルシウムと勘違ひされて人體に溜まるらしい。詳しくは「小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ」に。

 友人に勸められて「原發がどんなものか知ってほしい」を讀んだ。發癌した配管工の内部告發文章なのだが、素直に恐ろしい。「始めたら止められない」まるで麻藥患者みたいなのが、日本の官僚や政府高官なのだ。これでは帝國陸軍の二の舞。ダムの建設にしても同じで、日本人の心的傾向(mentality)は變はつてゐない。

 或ひは「原子力安全研究グループ」の發表を讀んでも、今までの政府の公表に全て疑問を持たざるを得なくなる。放射能除去装置がイスカンダルから送られて來る前の「宇宙戰艦ヤマト」の世界に我々の手でさせかねない。嘆いてゐるだけでは始まらない、即刻原發廢止とすべきだと思ふし、科學者には是非とも放射能防御服を研究して欲しい。

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2011年4月14日 (木)

純粋

Beringer 相次ぐ自粛の中、久し振りに試飲講義があつた。日本を元氣附けやうと加州からベリンジャーの醸造家ロジャー・ハリソンが來日し、ソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニヨンのナイツヴァレー單一畑とナパ・ヴァレーの自家畑の混醸との違ひを樂しんだ。通常、單一畑の方が濃くて重いのに、此処ではナパの違ふ畑が混ざることで複雑味が増し、オーク樽で寝かせる時間も長いので長期熟成に耐えられるワインとなつてゐる。最初の挨拶でいきなり、緊急地震速報で受講者の携帶がビービーなり、うんざりしてゐると俄に揺れ出した。いつまで餘震が續くのであらう。

 そして、講演後、完熟して摘んだセミヨンに貴腐菌を植ゑ附けたと云ふ極甘口の「ナイチンゲール」が振る舞はれ義援金に協力して欲しいと云ふ趣向。正規輸入代理店を通して入つてゐないだけに貴重品。自然に貴腐菌が附くのでなければ、獨逸では人工的だと一蹴されだらうが、自由な米國らしい發想の商品だ。然も、純粋培養した貴腐菌だと威張ってるのが可笑しい。このナイチンゲールと云ふのは、元醸造家の名前だと云ふ。ロゴを變へたり、傳統と現代性を兼ね備へ安心して飲めるワインを常に造り出さうと云ふ考へは素晴らしい。地震の中の試飲は忘れない。ロジャーさんありがたう。

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2011年4月13日 (水)

高層階

Sinjuku 友達宅に招かれ宴會。新宿中央公園に面した高層マンション内のパーティールームが事前豫約で借りられた。公園の櫻の木々の間から青いビニールシートが見え、花見の宴會が見える。料理やワインを持ち込み、氣分は高級ホテルの一室のやうで氣持ちがいい。


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2011年4月12日 (火)

實習

Yanagi 大地震から一箇月達つのに未だに餘震が収まらない。最近ではすっかり慣れッ子になつてしまつた。

 さて、東京藝術學舎の最後の講義が地震の爲延期となつてゐた。クッキングスクールで實習の筈が學舎での授業となつたが、を水に浸しただけの羅臼昆布、真昆布、利尻昆布、日高昆布の出汁の違ひを確認し、一番出汁の取り方を學び、さうして鰺を三枚に下ろしてタタキにする實習。
 いつも偉さうなことを書いてゐるが、實は生まれて初めて魚を下ろした。見てると簡單でも左利き故文化包丁しか使へないと云ふこともあるが、先生の動きを鏡としてそのままやると案外簡單。スッと引けば綺麗に切れる。腸も包丁で押さへ、身を引くとスルリと取れる。血合ひが生臭いのでしっかり洗ひ、皮を剥いてから叩く。餘り細かくなり過ぎないやうにして、生姜、白葱それにピーマンの微塵切りと合へ、織部の皿に大葉を敷き、針茗荷をあしらひ完成。
 途中、やり方だけ教はつたお吸物と豆ご飯を食べて五回の授業が修了。これなら、毎週末に練習を兼ねてやれば、上手になるだらうが、娘たちに傳へられるのはずっと先の話だ。

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2011年4月11日 (月)

入學式

 午前中の筈が餘震も考へてか、午後の開催となり、次女の中學校入學式は無事に行はれた。真新しい制服に包まれた生徒さんたちも新鮮で、此処まで大きくなつたのかと感慨深いものがあつた。その昔、歴史を習つた先生が教頭となつてゐたが、式の途中在校生代表の歌を抜かしてしまつた時には驚いたが、順序を變へて、事なきを得て濟んだ。式後に滿開の櫻の下で記念撮影。


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2011年4月 8日 (金)

菖蒲

Ayame 今週邊りから、やっと春らしい温かさとなつた。都内の櫻も今週末で見納めだらうか。
 これは最近手に入れた鳳映の「菖蒲圖」。戰後直ぐのものらしく、物資がない時代の作品。本紙(繪)の上下に附く一文字に金糸が入つてゐない。軸先もプラスチックで風情がないが、上から下がる風帶の附いた三段大和仕立てと本格的。繪を氣に入つたので、これから暫く掛ける。


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2011年4月 7日 (木)

天井

20110406 桐と葵の座敷と廊下の天井板を張り替へ、空調を一新した。併し、まだ壁紙を貼つてゐない。お客さんからは被災されて天井が落ちたのかと聞かれて、こちらが吃驚。元々改修の豫定であつたと傳へても、何か不審顔。
 座敷内は左官が仕上げた壁なので、今回は触つてゐない。廊下突き當たりの一部壁紙を少し剥がれた所を見て、壊れたと思つたらしい。今度、クロス屋が貼り替へる際に間違へないやうに、わざと剥がしたのであつて、亀裂が入つたのは窓なのだが…。

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2011年4月 6日 (水)

生存すること

 瓜姆嶋(グアム)で横井庄一さんの塒後を見學しようと思ひ、嶋田覺夫 『私は魔境に生きた』 光人社NF文庫を讀んでゐた。ニューギニアの奧地で終戰を知らずに10年もの間生き殘つた四名の日本兵の記録だ。次々と食糧がなくなる飢餓とマラリアと闘ひ、熱帶雨林を切り開いて農園を拓き、遠い記憶を頼りに鍛冶作業をし、猪を飼ひ、原住民との交流を持つたと云ふ。逆境にへこたれない大和魂とでも云ふのか、生き殘らうと云ふ心意氣も幾度も折れさうになるが、何とか奮い起こして少ない物資を工夫して懸命に生きた証が此処にある。南洋の氣候ならではの良さもあるが、疫病に苦しみ、鹽がなくて力が入らないなど、想像絶する苦勞が記録されてゐる。そして、何よりも人との交はりが生活に潤ひを與へることを物語つてゐる。
 あの津波の惨状から立ち上がる人たちを見るに附け、強靱な精神と身體はまだ日本人には備はつてゐると思ふ。

私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年 (光人社NF文庫)私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年 (光人社NF文庫)

著者:島田 覚夫
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2011年4月 5日 (火)

ジャニーズ

 110405 日曜日に代々木公園の「犬走(ドッグラン)」へ散歩がてら行つたのだが、折りしもジャニーズ事務所企劃の東日本大震災復興支援計畫があり、人、人、人で埋め尽くされた感。然も、整然と長蛇の列が果てしなく、とぐろを巻くやうにしてぐるぐると邊り一面に連なる。歩道橋も規制され、地元民としては迷惑千萬だが、その目的を知れば文句も言へず、只驚くばかり。
 遙か彼方の代々木第一体育館前の縁臺には、5名位若人が立つてゐるのは肉眼でも判る。事務所所屬の歌手や俳優は総出だと云ふので、一目見たさに大勢來てくれたのだらう。どう見ても日曜日だけで10萬人規模だと思ひ、後でネット檢索してみればこの日だけで16萬人、3日間で合計約39万人が募金に來たと云ふのだから凄い。
 その上、公園内は花見客の傍若無人な大宴會が櫻の木の下で行はれ、寒空の下に人々が集ひ、大酔ッ拂ひ。此処には自粛の文字はなかつた。

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2011年4月 4日 (月)

尾野くん

Ono 昨日のWGP、西班牙グラン・プリ、25年目のへレスでは2度目の雨天。125cc級では今年から世界選手権に參戰を始めた背番號76番、奈良縣出身、尾野弘樹が霧雨の濡れた路面の難しい競走で21番手から奮闘を重ね8位入賞した。前戰
國際映像では殆ど映らなかったものの20歳の熱い走りをしてくれたのであらう。
 Moto2級の高橋裕紀は一時は1位を走つてゐたものの轉倒して點數を得られず、最高峰MotoGPでも雨天の爲5人も轉倒脱落相次ぎ、ヴァレはストーナーを巻き込む轉倒したものの5位に食ひ込み、青山博一は堂々4位入賞。ハラハラさせられた波亂の競走であつた。

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2011年4月 1日 (金)

こだまでせうか

 Misuzu 金子みすゞは好きな詩人のひとりで、幾冊か詩集を子供にもあげたことがある。但し、毎日ACの宣傳放送を見せられると、うんざりして來る。MIXIで友人が見附けた風刺(パロディ)があつた。

 「飲める?」っていふと、
 「飲める」っていふ。

 「食える?」っていふと、
 「食える」っていふ。

 「安全?」っていふと、
 「安全」っていうふ

 さうして、あとで怖くなって、

 「でもほんたうは摂らない方がいい?」っていふと、
 「摂らない方がいい」っていふ。

 こだまでせうか。
 いいえ、枝野です。

これには別型(ヴァージョン)もあつて、

 「大丈夫?」っていふと、
 「大丈夫」っていふ。

 「漏れてない?」っていふと、
 「漏れてない」っていふ。

 「安全?」っていふと、
 「安全」っていふ。

 さうして、あとで恐くなって、

 「でもほんたうは一寸漏れてる?」っていふと、
 「一寸漏れてる」っていふ。

 こだまでせうか。
 いいえ、枝野です。

阿呆らしくて、今の雰圍氣がよく出てゐます。一體この國は何処へ向かふのでせうか。都知事選擧も近いですが、指針を示さない指導者は要りません。

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