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2011年4月14日 (木)

純粋

Beringer 相次ぐ自粛の中、久し振りに試飲講義があつた。日本を元氣附けやうと加州からベリンジャーの醸造家ロジャー・ハリソンが來日し、ソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニヨンのナイツヴァレー單一畑とナパ・ヴァレーの自家畑の混醸との違ひを樂しんだ。通常、單一畑の方が濃くて重いのに、此処ではナパの違ふ畑が混ざることで複雑味が増し、オーク樽で寝かせる時間も長いので長期熟成に耐えられるワインとなつてゐる。最初の挨拶でいきなり、緊急地震速報で受講者の携帶がビービーなり、うんざりしてゐると俄に揺れ出した。いつまで餘震が續くのであらう。

 そして、講演後、完熟して摘んだセミヨンに貴腐菌を植ゑ附けたと云ふ極甘口の「ナイチンゲール」が振る舞はれ義援金に協力して欲しいと云ふ趣向。正規輸入代理店を通して入つてゐないだけに貴重品。自然に貴腐菌が附くのでなければ、獨逸では人工的だと一蹴されだらうが、自由な米國らしい發想の商品だ。然も、純粋培養した貴腐菌だと威張ってるのが可笑しい。このナイチンゲールと云ふのは、元醸造家の名前だと云ふ。ロゴを變へたり、傳統と現代性を兼ね備へ安心して飲めるワインを常に造り出さうと云ふ考へは素晴らしい。地震の中の試飲は忘れない。ロジャーさんありがたう。

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