苦界
苦しみの多いこの世を指して「苦界」と云ふが、すきや連の句會はずっと苦界であつた。だいたい、その場で季語を頂いても全く浮かばないし、何時何時迄に提出と云はれても、その邊りにほったらかしにしてゐて、なかなか取り掛かれない。催促されてやっとメールでぎりぎりに出した。すき燒句と夏の句の一句づつ提出し、集まつたこところで自分以外の句それぞれ二句選び、最高得點が特選となる。自分の句は
すき燒の鍋を囲めばにこやかに
日差し避け幹に連なる空蝉の
どちらも二點頂いた。夏の句は自分が日差しを避けて木陰に行つた時に、蝉の抜け殻をびっしり連なつてゐる情景を詠んだもの。それで、繪硝子主催の俳人、和田順子先生から少し直して頂き
木陰かな幹に連なる空蝉の
にしたらと指導して頂いた。成る程、その方がすっきりしてよい。この日の特選は六點入り、向笠千惠子さんの
すき燒きに百の家族のものがたり
が選ばれた。ゆくゆくはすき燒の句だけを集めた「句集」を出したいと云ふ。暫く、苦界に沈みさうだ。
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コメント
向笠さんの「句」は違反?かな?・・・っと思ったのは彼女の・・
「・・・百の家族のものがたり」の下りは・・・
「ちんや」創業130年記念サイト 「すき焼き思い出ストーリー」
・・・と・・・ダブっているように思えてしまいます・・・
が、・・と言うことは、ちんやさんの狙いって当たっているのかな?
貴殿の「句」も彼女の「句」もすき焼き鍋を囲むコミュニケーヨンの良さに(o^-^o)は変わらないですね!!
私、情緒に乏しいもので「句」には向いてないようです〜(;。;)
投稿: 川井 | 2011年7月30日 (土) 01時44分
川井さん、向笠さんの句は特選に選ばれたものの、副賞は次選の方へ行きました。次回は是非、ご参加ください。
投稿: gramophon | 2011年8月 1日 (月) 16時40分