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2011年9月 5日 (月)

大地の歌

Daiti2Adagietto 第二回「蓄音機の會」は颱風の所爲か參加者は12名と少なかった。メンゲルベルクの指揮、紐育フィルの「エール」はバッハ作曲、マーラー編曲のもの。遅めのテムポににポルタメントが目立つが、心に沁み入る演奏。

 そして、《大地の歌》はマーラーの弟子、ワルター指揮の維納フィル、1936年當時としては珍しい實況録音。最初の數枚は盤の痛みが氣になつたものの、後半に進むに從ひ音もよく、維納樂友協會大ホールの奥行きや残響が確認できる名演。ナチス政権から伯林を追はれ、併合前の墺太利と云ふ不穏な世情を微塵も感じさせない。初演者ならではの深い理解と師匠に對する畏敬の念が溢れてゐる。晩年のステレオ録音もよいが、ふくよかな音像はこちらの方が優れてゐる氣がした。アンコールは同じくワルター指揮、維納フィルの〈アダージェット〉。以前廳いた時と比べて、今回の方が素晴らしい。ホールの所爲か、こちらの心の状態なのであらうか。

 ところが、公共のロビーの扉を閉めるのはおかしいと苦情が來たとかで、蝉時雨に雨音に惱まされた。それ故、集中するのがたいへん。然も、聲が通らないからマイクロフォンを使ふので、緊張して思ふやうに話せず、反省點は多い。また、一箇月前にならないと、上階ホールの使用が確定されず、こちらの日程が決められないと云ふ不都合もある。なかなか難しい。

Daiti1 東洋趣味の曲に合はせて和装にした。


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