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2011年11月30日 (水)

下仁田葱

20111124143100012011112414320000 全國のすき燒屋とすき燒大好きな人のための「すきや連」で食材産地見學會で群馬を訪ねた。輕井澤の手前、山を越したこちら側が下仁田。街の回りの畑は粘土質で硬いが、丘の上は柔らかく栽培し易い。下仁田ファームさんの畑を歩く。下仁田葱は真ん中の芯の部分が柔らかく甘くて旨いが、畑を見るのは初めて。芽の段階で冬を越し、丁度13箇月目となり、これから霜が降りて葉が少し枯れた12月に出荷すると云ふ。枯れた榮養素は皆茎の部分へ下がるので、立てて保存すればよいとのこと。既にLLサイズとなつてゐる。

 生で囓(カジ)ると最初甘味がじんわり口に廣がるが、後から辛味がぐっと來る。


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2011年11月29日 (火)

出版記念

20111124143000002011112414310000 15年位前にベルランで取材を受けたことがある柳 忠之さんが、日本が誇るソムリエの石田 博さんと共著で本を出した。その出版記念パーティーがレストラン・アイで開かれ、お祝ひに驅け附けた。石田さんにお目に掛かるのは初めてだが、既にFacebookでお馴染み。全く初めてと云ふ感じがしなかつた。洒落た佛蘭西料理屋に足を踏み入れるのも久し振りだが、70名のところ100名を超えるお客さんでごった返す中、本の中で紹介されたお値打ちワインがずらりと並び、どれも頂けるのだ。
 1500本ものワイン試飲秘話、試飲のコ​メントや解説だけでなく表題を言ひ分けるのがたいへんであつたと云ふう。1990~91年に掛けて通ったアカデミー・デュ・ヴァンの同級生等、たいへんに久し振りの皆さまにお逢ひした。また、見ず知らずの人でも​、FBで目にしてますと、ご挨拶されたり、堅苦しいところのない樂しい會であつた。勿論、おふたりから自筆著名を貰つた。この本は非常に爲になるのでお勸めする。

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2011年11月28日 (月)

氣樂

Kiki1Kiki2 なかなか、氣樂に食べられる佛蘭西料理店がなかつた。普段着のまま、散歩途中にふらりと寄れる店を裏原宿に發見!カウンターと卓子2卓だけの小さな店、シェフ一人にバイトと云ふ「KIKI」。
 ボジョレー・ヌーヴォーが解禁直後だけに、それに合ふ料理を勸められる。この前菜盛り合はせは確かな技術に裏打ちされた程良い味はひ。そして、「厚切りベーコンと豚耳のケークサレと半熟卵の大盛りサラダ」も頂く。家族四人で豫約して行つたにも拘はらず、長女は風邪をこじらせ、次女は齒科矯正の爲痛くて食べられないからと、結局かみさんと久し振りに水入らずでの食事。
 主菜には「自家製スパイシーソーセージ ゴーダチーズ入りじゃがいものピューレ」、それに一番人氣だと云ふ「ビーフストロガノフ」、デザートにフロマージュブランを使つた何であつたか、だいぶ酔ひも回り、美味い美味いと食べたのに何を食べたか失念。コンクリ剥き出しの飾り氣のない店内、丁寧なバイト君、イケメンシェフとすっかり贔屓になつてしまつた。

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2011年11月25日 (金)

五○展

 毎年11月に行はれる表導會の「表装作品展」を觀に交通會館1階ギャラリーパールルームへ行った。しょうふ糊で仕立てた傳統的な表装だが、古典的な意匠からモダンなものまで樣々。お弟子さんの作品の中に混ざって、惠比壽の講座の先生や、主宰者の清水先生等の作品も。急激な乾燥でよれてしまつたり、生地の色合はせに疑問をもつのもあるが、それはそれぞれの個性として面白い。來年は出展しなさいとのお達しまで受けたので、自作からそのつもりで頑張らう。天地引っ繰り返すことのないやうに。

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2011年11月24日 (木)

お歸へりなさい

2011112015130000淺草驛から隅田川沿ひの北上し、言問通りを超えた所に在る隅田川公園で平成中村座を觀る。《雙蝶々郭日記》より〈角力の場〉、舞踏《お祭り》、《義經千本櫻》より〈渡海屋〉〈大物浦〉。

 相撲の場は、昨年壊す前の歌舞伎座で幸四郎(濡髪)と吉右衛門(放駒)の素晴らし演技を觀た爲、橋之助と勘太郎では若すぎて、輕い芝居となつた。唯、勘太郎が大店の若旦那、與五郎と放駒の二役をやつた爲、その早變はりと演技分けは樂しめた。

 そして、久し振りに舞臺に復歸した勘三郎にエールを送る《お祭り》。「待ってました」の掛聲に應へる當たりは先代の復歸公演と同じらしく、目頭が熱くなる。まだ本調子ではなささうだが、スカイツリーを借景に踊る姿も粋。

 最後は知盛の仁左衛門の一人舞臺。七之助の義經、孝太郎の典侍の局と飽くまで引き立て役であり、貫禄があつた。文樂とは幕切れが違ひ知盛の入水で幕とはならず。見届けた義經一行が花道を去り、最後の辨慶が弔ひ、法螺貝を吹いて去るのは、役者と様式美を観るにはよい演出。狭い芝居小屋を滿喫できた。

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2011年11月22日 (火)

豐作

Kaki 實家の柿採りをした。例年になく豐作で過去最高の出來。700個迄は數へたものの、段々と場所がなくなり諦めた。だいぶ柔らかくなつて來たものから、毎朝、へたの部分を切り落とし、お匙で頂く。極甘口の水菓子である。來年は裏作故、100個も採れないだらうなあ。


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2011年11月21日 (月)

松阪牛肉協會

Matusaka 毎年、二頭以上の松阪牛の取引があり、趣旨に賛同した松阪の出荷業者と東京の食肉業者の集まり「松阪牛肉協會」総會があつた。ちゃんとした仲買、卸に肉店だけを取り扱ひ指定店としたもので、會費を徴収した會は他に近江牛だけだと云ふ。それだけ商標(ブランド)として確立してゐる爲か、狂牛病、口蹄疫に放射能と度重なる不運にも耐へ、松阪牛個体識別管理制度を設け、生産履歴管理(トレーサビリティー)制度が確立してゐる。また、今年8月には全國先驅けて、黒毛和牛の中ではいち早く全頭檢査を實施して、放射能の危險がないか發表した。だからと云つて、その上に胡座をかく譯もなく、農家と肉屋を結ぶ大事な組織なのだ。弊社、すき燒 今朝もこの欅板の『協會員証』と黄緑色した『松阪肉販賣指定証』を掲げてゐる。言つてしまへば、これが本物の松阪牛を扱ふ店の目印となつてゐる。同日行はれた松阪牛共進會では昨年の半値くらいしか附かず、苦戰を強いられた由。

 會長はまだ若い松阪市長、山中 光茂さん自ら開會の挨拶。昨今の嚴しい状況下、生産、品質の向上、商標の維持などを約束した。

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2011年11月18日 (金)

羽田

2011111617100001 大阪から羽田に戻り、家族で食事。食後に展望臺に上がると遠くに國際線の乘り場が見えて、夜景が綺麗。初めて復活した鶴丸印も見えた。

 夕食はキハチでカツカレーを頂く。普段、刺戟物は殆ど頂かないので、思ひの他辛くて困つたが、棒状のカツはサクッとして美味い。

2011111617130000


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2011年11月17日 (木)

スーパー白兎

2011111617110001 鳥取からの歸路は大阪周りにした爲、「特急スーパーはくと」に乘つた。てっきり、山陰線かと思ひきや、姫路から瀬戸内に出て、神戸、三宮を行く路線であつた。因幡の白兎に因み「白兎」となつた由。
 智頭線の間は單線故、行き交ふ間足止めされるのんびりとしたもの。また、山間部の山里を抜ける間は速度を増すのでかなり揺れました。それが、明石へ迄來ると途端に視界が開け、世界一を誇る吊り橋「明石海峡大橋」が車窓一杯に廣がり晴れやかな氣分になつた。

2011111617110000


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2011年11月16日 (水)

蟹尽くし

 Kani1Kani2Kani3 鳥取でのセミナー後のお樂しみ懇親會はレス協會員店の「花のれん」で蟹尽くし。一生分は食べ尽くしたかと思ふ程の量を食べても、食べ飽きしない。
 先附には砂丘長芋の豆腐仕立てに蟹身、珍味の白烏賊麹漬 針柚子で清酒も進む。そして小皿にまづ親蟹。そして前菜には八寸に山海の珍味が並び、お造りでいよいよ松葉蟹の刺身である。白烏賊、平目も霞む美味さ。それから茹松葉蟹、炭火燒、蟹すき鍋、蟹雑炊と續く贅澤さ。淡泊なのに味がある。冷凍品の解凍しか食べたことがないので、香りも味はへた。そして、倉吉メロンで〆。
 日置櫻の清酒は酸味が強く、口當たりは宜しくないが、蟹と合はせると見事にピタリと嵌る。地産地消、地元の料理には地元の酒に限る。他にも、瑞泉の熱燗、鷹勇の純米鳥取、滿點星、べん天娘 純米吟醸、鵬など頂き、氣持ちよくなつてしまつた。

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2011年11月15日 (火)

三德山

 レス協主催「經營者と女將のトップセミナー」では因幡環境整備の國岡 稔さんより、生ゴミを液肥化して野菜を栽培し、販賣消費後、生ゴミを収集する善循環を繰り返す食品リサイクル事業のお話し。生ゴミは大事な資源であり、微生物の力で有機土壌活性液、即ち液肥料とすることで、もともと食べ物なので安全であり、從來肥料に比べてアミノ酸や有機酸が多く、じんわりと根の張りがよくなり、農作物がよくなると云ふ。人糞を使つた江戸時代のリサイクルに近いのだ。かう云ふことはどんどん推進して、日本中に廣まるといいだらう。

 そして、地元山陰を撮る冩眞家、池本喜巳さんは信念を持つて冩眞を撮る人の苦勞、鳥取縣の山岳信仰の山、三徳山の「投げ入れ堂」撮影秘話を聞いた。愛好家は別に仕事があり趣味で冩眞を撮る人、カメラマンとは出版社に雇はれてゐる報道人、冩眞屋は記念冩眞など人に頼まれて冩眞を撮る人、そして、冩眞家は趣味ではなく、頼まれもしないのに、自分で撮りたいものを冩眞に撮る人だと云ふ。アシスタントを20年も勤めても、ずっと無償であつたこと、誰も撮らない三徳山の樹木の上から撮影したり、冬山に特別に許可を貰つて撮影したゐたのが、この投げ入れ堂が平安初期の建物だと年輪測定から判つてからたいへんな騒ぎとなり、一躍時の人となつたと云ふ。然し、それはこつこつ撮つてゐたお蔭。素晴らしい話であつた。

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2011年11月14日 (月)

生け簀

Kaiyo1_2Kaiyou2 鳥取に到着して真ッ直ぐ向かったのはジオパーク内の天然海水生け簀料理「海洋亭」。生け簀には澤山の鮑が張り附き、烏賊が泳ぎ、海岸沿ひの觀光バスの來ない店なので、一般客ばかりだが外まで並ぶ大繁盛。生きた蟹を賣るお土産屋も大勢の人で賑はつてゐた。此処は同じレストラン協會會員店故、まだ生きてゐる烏賊の刺身等サービスしてくださつた。

 自分が注文した「ジオパーク丼」は自分で作る海鮮丼なので、藥味を載せ、刺身を飾つて食べる。醤油が山陰の甘口故、獨特な味はひ。鮮度がいいだけでなく、量も多く、つひ殘さず綺麗に食べてしまつた。午後からのセミナーで寝てしまひさうなくらい、清酒の味見もして、慌ててセミナー會場へ移動した。

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2011年11月11日 (金)

鳥取出張中

Totori1 本日は鳥市内でマネージャーと女將のトップセミナーを受けに行つてをります。懇親会では蟹食べ放題だとか。東京は肌寒く生憎の雨でしたが、鳥取は晴れてゐます。
Totori2


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2011年11月10日 (木)

揉み紙

 Momigami1 夏前から始めた掛軸が仕上がる。今回は揉んで皺を作つた和紙で作る爲、明礬(ミヤウバン)を溶かした水に膠(ニカハ)を混ぜた液の礬水(ドウサ)で色止めをして、通常は裏打ちした部分を組み合はせてから総裏打ちだけだが、フニャフニャになり易い爲、中裏打ちをした上で総裏打ちをしてみた。實際はこんなに明るい青ではないが、下の棒の軸や上の半丸棒の八雙(ハツサウ)の取り附けは上手く行った。

 繪の作者、義母に進呈したのは勿論だが、「あら、天地逆樣」とのご指摘。あちゃ~、やッて仕舞つた。今回は完成後に落款を押すとのことで、受け取つた方向のまま、かう云ふ作品だと信じて疑はなかつた。「まあ、これもいいわね」との一言に救われたが、上を向いた琵琶なんか、確かに見たことない…。今度から天地を確かめるべしと肝に銘じる作品となつた。


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2011年11月 9日 (水)

オーベルシュタイン

 ご存知、数千年後の遠い未來に銀河を二分した「銀河帝國」と反亂軍または「自由惑星同盟」の戰ひを描いた小説「銀河英雄傳説」の舞臺第三段、「外傳オーベルシュタイン篇」を新しくできた澁谷のさくらホールで觀る。

 第一章 銀河帝國篇は物語の主軸となる爲、松坂桃李(ラインハルト)と崎本大海(キルヒアイス)を中心に出演者も多く豪華絢爛な舞臺に、そして「外傳 ミッターマイヤー・ロイエンタール篇」では中河内雅貴(ミッターマイヤー)と東山義久(ロイエンタール)の華麗な踊りが中心となる「動」の舞臺に對し、今回は「靜」の舞臺。激しい戰闘も殆どなく、影のスパイたちを束ねるオーベルシュタイン家の物語となつた。この邊りは原作にないが、見事に辻褄も合はせ、貴水博之(オーベルシュタイン)も嫌味のないスマートな人として描かれ、好感が持てた。もともと、このオーベルシュタインは知謀に闌けた冷酷な嫌味な奴となつてゐるが、實はそれは表の顔であり、両目が見えないという先天的障碍を負つた心根の優しいオーベルシュタイン家の若當主と云ふ意外な展開。途中、第一章と重なる場面を義眼から覗く形でその舞臺公演を映冩し、キルヒアイスも登場して場面を盛り上げたり、肖像畫の裏から兩親が出て來て子供の頃の逸話を話すなど、舞臺としても工夫も凝らされてゐた。

 その上、カーテンコール後に、主役貴水博之自身が作詞した主題歌「Etarnal Sky」を一曲披露してくれるサービスもあつた。サクセスの頃、テレビで聞いたことは生で耳にするのは初めてであり、非常に新鮮。當たり前だが、歌歌ひとして上手なのだ。かう云ふ所は舞臺ならではの醍醐味だらう。
 そして、トークショウもあり、ファンサービスは一流。但し、聞きたくもない飲み會での裏話などは不要だと思ふ。次回は4月にいよいよ同盟軍側を描くやうだ。

貴水博之 CD【銀河英雄伝説 外伝 オーベルシュタイン篇 テーマソング〜Eternal Sky〜】11/10/26発売 貴水博之 CD【銀河英雄伝説 外伝 オーベルシュタイン篇 テーマソング〜Eternal Sky〜】11/10/26発売

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2011年11月 8日 (火)

文化祭

 娘たちの中學校文化祭。久し振りに母校を訪ねると、變はつた所、昔の儘の所、色々目に附く。自分の頃は吹奏樂部はなかつたが、今では賞を取る程立派になり、立て直した校舎にはコートとプールができてゐた。當時、プールもなかった。
 廣く感じたコートが狭く感じ、娘たちの泳ぐプールはなかなかゴールできず廣く感じた。親子二代で習つた先生にも挨拶。


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2011年11月 7日 (月)

ビフテキ

Ruthssteak 父、弟嫁、次女と半年纏めて三人分の誕生日會で米式ビフテキを食べに、虎ノ門の「ルース・クリス・ステーキハウス」へ。節電の爲だけでなく、薄暗いのは日本人には慣れないが、亞米利加のご馳走店として本土ではとても繁盛してゐるらしい。

 歐州式とは注文の仕方から違ふので大いに戸惑ふ。米産プティ・フィレ 6オンス (170グラム)の定食を選び、前菜のサラダとロブスターのクリームスープは半量づつ頂き、附け合はせの野菜も大勢なので、皆別のものを頼んで、分けて食べられた。レアの燒き加減もよく、バターの香りが食欲をそそる。それにしても量が多い。お持ち歸へりできるのも亞米利加ぽい。

 新大陸のワインも豐富であつたが、何故かボルドーが飲みたくなり、その前には豪洲産のリースリングをグラスで頂いた。果實味に溢れる新大陸ではなく、適度な複雑味としっとり落ち着いたボルドー故、好評であつた。出されたものはきちんと食べるやうに教育されたお蔭で、翌朝になつても、まだ滿腹感が取れなかつた。

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2011年11月 4日 (金)

消防訓練

 今月の日比谷公會堂は週末に演奏會が立て込んでをり、カフェはその搬入口に當たり、蓄音機コンサートができる状況ではないとの連絡が入り、今月の「新蓄音機の會」は中止となつた。次回は1月の豫定。

Shoubou 10月に東新橋一丁目町會として、地元地域の防災訓練に參加したばかりだが、今月は弊社今朝ビルの自衛消防訓練。基本的に消防士は來ないのだが、「煙ハウス」を9月に豫約を入れ、消防士立ち會ひの下、119番に實際に通報訓練もした。足下しか見えない煙の充滿した假小屋の中を歩くだけなのに、非常に恐ろしい。訓練故息苦しくはならないが、これが實際の火災では一酸化炭素となるので吸ったらお陀佛となつてしまふ。

 199番通報は事前に連絡してあつたものの、「訓練です」と最初に言はないと、管内全てに連絡が行き、即消防車が出動してしまふ。毎回、順繰りの店子さんの協力により、火元の階を變へて行つてゐるが、筋書きを渡してをいても、いざ訓練では、消火器の扱ひ知らなかつたり、消火器で消す前に屋内消火栓の準備をしてしまつったり、避難誘導が上手くできなかつたりと色々問題點が露呈でした。次回はもっと上手くできるやうに、準備してをかう。

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2011年11月 2日 (水)

100年

Nabe1 すき燒今朝は今年で131年目となつたが、先日、 百年以上續く飲食店と云ふことで取材を受けた。毎日新聞社編『100年の味 店100選』と云ふ御本が年内に出版されると云ふ。

 弊社の歴史だとか、訪れた文豪の話だとか、今も職人が包丁で手切りにしてるとか、今は松阪牛中心にしてゐるとか、ワインに力を入れてるとか、そんな話を問はれる儘にした。取材の方を上座に座らせたもんだから、座布團も敷かず、「へえ」だの「成る程」「凄いですねえ」と細かく相槌(アイヅチ)を入れる。

 併し、随分と人前で説明して來た筈なのだが、後で考へるとこんなことも話せばよかったとか、あんなことも知ってたとか、色々思ひ出す。自分の喋りの下手さの實力を知る。人に言葉で傳へるのは難しい。言葉ではなく態度で傳へる方が實は簡單であつたりするのだ。

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2011年11月 1日 (火)

名指揮者

 伯林フィルで指揮者フルトヴェングラーの薫陶を受けた演奏者はこぞって賛美するものの、カラヤン時代になつてから入團した人はフルトヴェングラーの良さを認めつつも、カラヤン賛美をする。最近讀んだ 川口マーン惠美 『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』 新潮選書 はなかなか面白かつた。引退した演奏者に面接取材をした記録なのだが、それぞれの思ひ入れが違ふ。また、同じ俎上に載せること自體が可笑しいと云ふ人もあり、どんな指揮者にでも合はせて最高の演奏をすればよいと言ひ放つ人もあり、それぞれ違ふのがいい。

 そして、伯林フィルの帳簿や演奏記録から迫つたミーシャ・アスター 『第三帝国のオーケストラ』 早川書房 では、フルトヴェングラーの今までとはまた違つた側面が見えて來る。ヒトラー政権が成立した1933年當時の伯林フィルは民間團體としては破産寸前で國家社會主義獨逸勞働者黨(ナチス)の援助なくしてはもう財政的に成り立たず、率先してフルトヴェングラーも関與したことや、國家の威信を背負ふ管絃樂團となつてからは、融通は利かないものの、多くの利便性を得て、團員たちは高い給與も貰ひ、戰上にも行かず、特権的な地位が約束され、演奏に邁進することができた。ナチス高官たちは、伯林フィルを獨逸音樂とナチスの海外普及に利用し、また國内に於いてはイベントの度に演奏させたことに改めて驚かされた。その上、戰後は1945年5月26日には、いち早く演奏會を再開。強(したた)かなマネージャーの手腕にも脱帽するが、帳簿の數値や統計資料から随分と解る事實があることも理解した。

 今月の來日は生憎行けないのだが、伯林フィルの過去を知らずして今は聽けない。



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 今月の週末は日比谷公會堂の公演も埋まつてをり、カフェは搬入口にも當たり、蓄音機コンサートは開けないとのこと。至極殘念。

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