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2011年11月24日 (木)

お歸へりなさい

2011112015130000淺草驛から隅田川沿ひの北上し、言問通りを超えた所に在る隅田川公園で平成中村座を觀る。《雙蝶々郭日記》より〈角力の場〉、舞踏《お祭り》、《義經千本櫻》より〈渡海屋〉〈大物浦〉。

 相撲の場は、昨年壊す前の歌舞伎座で幸四郎(濡髪)と吉右衛門(放駒)の素晴らし演技を觀た爲、橋之助と勘太郎では若すぎて、輕い芝居となつた。唯、勘太郎が大店の若旦那、與五郎と放駒の二役をやつた爲、その早變はりと演技分けは樂しめた。

 そして、久し振りに舞臺に復歸した勘三郎にエールを送る《お祭り》。「待ってました」の掛聲に應へる當たりは先代の復歸公演と同じらしく、目頭が熱くなる。まだ本調子ではなささうだが、スカイツリーを借景に踊る姿も粋。

 最後は知盛の仁左衛門の一人舞臺。七之助の義經、孝太郎の典侍の局と飽くまで引き立て役であり、貫禄があつた。文樂とは幕切れが違ひ知盛の入水で幕とはならず。見届けた義經一行が花道を去り、最後の辨慶が弔ひ、法螺貝を吹いて去るのは、役者と様式美を観るにはよい演出。狭い芝居小屋を滿喫できた。

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