« オーベルシュタイン | トップページ | 鳥取出張中 »

2011年11月10日 (木)

揉み紙

 Momigami1 夏前から始めた掛軸が仕上がる。今回は揉んで皺を作つた和紙で作る爲、明礬(ミヤウバン)を溶かした水に膠(ニカハ)を混ぜた液の礬水(ドウサ)で色止めをして、通常は裏打ちした部分を組み合はせてから総裏打ちだけだが、フニャフニャになり易い爲、中裏打ちをした上で総裏打ちをしてみた。實際はこんなに明るい青ではないが、下の棒の軸や上の半丸棒の八雙(ハツサウ)の取り附けは上手く行った。

 繪の作者、義母に進呈したのは勿論だが、「あら、天地逆樣」とのご指摘。あちゃ~、やッて仕舞つた。今回は完成後に落款を押すとのことで、受け取つた方向のまま、かう云ふ作品だと信じて疑はなかつた。「まあ、これもいいわね」との一言に救われたが、上を向いた琵琶なんか、確かに見たことない…。今度から天地を確かめるべしと肝に銘じる作品となつた。


|

« オーベルシュタイン | トップページ | 鳥取出張中 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/41030/42938666

この記事へのトラックバック一覧です: 揉み紙:

« オーベルシュタイン | トップページ | 鳥取出張中 »