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2011年12月 9日 (金)

納會

WakasagiAusternHaze 國際觀光日本レストラン協會關東支部の納會が新宿つな八総本店であつた。
 最初に綱八社長より店名の由來。初代は投網の漁師であつたことから、大正13年に「網八」と命名したものの、達筆な看板をお客さんが間違へて「ツナハチ」と呼び、人を繋ぐ良い名だからと、そのまま變名したとの由。

 天麩羅は南蛮渡來の料理故、葡萄牙語に由來するらしいが、江戸時代の戯作者、山東京傳が「天竺からやって來た風來坊が揚げた料理」と云ふ説が粋だ。江戸時代は精製の惡い菜種油であつたらしく、火力の弱い七輪では相當煙が出て屋内では全く無理故、屋臺の早飯であつた。また、季節により魚介の旬が違ふので四季折々樂しんで欲しいとご主人。天麩羅四天王と呼ばれる素材は車海老、穴子、鯊(ハゼ)、銀寶(ギンポウ)であり、一に油、ニに素材、三に職人の腕だと云ふ。

 そして、頂きいた天麩羅は車海老、まるで泳いでゐるかのやうな公魚(ワカサギ)、茸色々、牡蠣ピーマン、鯊、烏賊マスタード挟み揚げ、白子の天麩羅餡掛け、下仁田葱、蟹甲羅揚げ、活穴子、きのこ茸、一口蓮根と豪華の極み。海鹽、山葵鹽、ゆかり鹽、梅干し入りの大根下ろしなど、天つゆは殆ど使はず、素材の良さを堪能して頂けた。それに加へて、極上のワインの數々。此処にザールのほんのり甘味の残るドイツワインがあつてもよかつたのではと申し上げると、今度勉強會を開きませうと云ふので大いに盛り上がる。

その前後に前菜、刺身では生まれて初めて鯊の洗ひを口にし、口替はりのバジルのグラニテ、食事は小海老の掻き揚げの天丼か天茶漬けであつたが、先週の暴飲暴食が祟りもはや滿腹故食せず無念。これはリベンジに行かねばなるまい。


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