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2011年12月24日 (土)

等伯

 この間、『長谷川等伯と狩野派』展を觀に出光美術館へ行つた。丁度、日經新聞朝刊に安部龍太郎が『等伯』と題して、新聞小説を連載してをり、昨年の松林圖の印象も忘れ難く、よい機會となつた。

 狩野派全盛の時代に長谷川派を立ち上げた等伯。松榮には可愛がられたものの、永徳には蔑まれたと小説には出て來る。墨繪だけでなく、等伯の極彩色の屏風も美しい。完成された中に色々な影響が見えるのも面白い。わざと等伯の作ではないと但し書きを入れられたものや、「竹鶴圖屏風」は松林圖に繋がる幽玄な佇まひ。時の権力者に翻弄され、好敵手として邪魔をされた畫家の運命を考へさせられた。

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