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2012年2月29日 (水)

壇ノ浦

 本日、都心は大雪です。雪に慣れてゐないので、足下の惡さに、滑らないやうに歩くのもたいへん。

 さて、先週末、鶴心さんのギャラリー・エフでの獨奏會へ行つた。江戸時代末期の藏の中での演奏會「花一看」も既に第九章「レクイエム」の第四話「壇ノ浦」であつた。鎮魂と題したこのシリーズも今回で終はるが、死者への手向けとしての音樂も意識するとしないではだいぶ違ふ筈。

 丁度、大河ドラマ「平清盛」の音樂監修の裏話や源平の合戰の樣、それをどのやうに琵琶で演じるかを詳しく説明してくれた後に演奏。波間の音、鬨の聲、舟のぶつかる音… そして、最後に無常觀が漂ふ。この曲は實は錦史師匠が映畫に合はせて、昭和に作曲したものであり、盲僧琵琶が語り續けたものとは違ふのだと云ふ。傳統は時代に合はせて、變幻自在に變化して受け入れられなければ繋がらないとの言葉は重かつた。

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