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2012年3月 7日 (水)

鐵の女

 映畫「マーガレット・サッチャー 鐵の女の涙」の試冩會へ行つた。從來の傳記もののやうに、年老いた主人公が若かりし日々を思ひ出すところは同じだが、幾度も痴呆症の始まつた現代に戻りつつ、亡くなったご主人と話し乍ら、過去と現在を行き來するのは秀逸。
 階級社會の英國の、雑貨店の娘として生まれ、キンキンとした甲高い聲色を矯正し、言葉遣ひ正し、愛蘭共和國軍(IRA)のテロリズムに屈せず、智里(チリ)に攻め込まれたフォークランド諸嶋へ派兵して守り、改革で國を立て直した鐵の意思をもつ女サッチャーをよく描けてゐた。相手に通じる言葉を發し、喋つたからには實行あるのみ、と云ふ親父さんから受け継いだ人生哲學をどんな困難もものともせずに進む姿は將に兵士のやうであり、メリル・ストリープの怪演も特筆に値する。

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