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2012年4月27日 (金)

自由惑星同盟

Ginei この年になつて大好きなアニメと云ふと直ぐにオタク扱ひされるかも知れないが、「銀河英雄傳説」が舞臺となつて歸へつて來て、帝國側は一段落し、第Ⅱ章 自由惑星同盟側が描かれるやうになつた。田中芳樹の原作は〈創元SF文庫〉全10巻外傳全5巻と長く、アニメ版でも劇場公開映畫3作、本編110話、外傳52話とかなりの長編となつてゐる。

 さて、舞臺も初回から觀てゐる者にとつては、今回は珠玉の出來であつた。まづ、戰闘場面では陣形や戰闘機のアニメが前幕に映し出されたり、かなり工夫が凝らされ、觀客を飽きさせず、樂しませてくれた。然も、配役がいい。ルナ・シーの主歌であつた河村隆一のヤンは特によい。アニメ版の富山 敬の聲色に似てゐるばかりか、そっくりであり、話すテムポも仕種まで似てゐて、アニメファンを唸らせるに十分であつた。彼自身この銀英の大ファンであり、相當研究したらしい。その成果が遺憾なく發揮された譯だ。
 その上、脇役陣も似てゐるのが嬉しい。歩く教科書と呼ばれた堅物のムライを大澄賢也、卓越した事務処理能力で後に後方勤務本部長となるキャゼルヌを天宮 良、帝国から亡命した貴族の血筋の陸戦部隊「薔薇の騎士」聯隊長シェーンコップを松井 誠、太っちょの参謀パトリチェフを金澤 博、ヤンの被保護者ユリアンを桑代 貴明等、アニメの幻影そのもの。また、アニメ版では古川登志夫が飄々とした撃墜王の聲を演じたポプランを中川晃教が新しい像で描き出し、ヤンの親友ジャンを野久保直樹が好演、そして、ジャンの婚約者ジェシカを馬淵英俚可がよく雰圍氣を出してゐた。どの配役も期待以上であり、久し振りの芝居に大滿足。また、後演會話(アフタートーク)では、出演者の舞臺に掛ける意氣込みや思はぬ暴露話が大いに受けた。

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