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2012年4月13日 (金)

屏風

Topimage アートソムリエの山本冬彦さんが顔本(facebook)で色々紹介してくれるので、休憩時間に社用でなくとも出歩くのに丁度いい季節。短い時間なので、じっくり觀て來られないが、先日「團野雅子展」を觀にGallery Gotoへ。

 掛軸の表装を習ひ初めて早丸3年。作品自體だけでなく、回りの裂だとか、仕立ても矢鱈と氣になる。自分が仕立てたら、もう少し柱を太めにするとか、すっかり目線が職人になつてしまつた。特にもやもやっとした作品から外へ廣がる感じを柱も支へてるのだと氣附く。

 それで、傳統を踏まえた墨繪の屏風かと思つたら、全く違ふ 接近の仕方(アプローチ)で辿り着いた由。油彩から色々と試行錯誤を重ねて來たら、たまたま日本畫に同じ方法があつたらしい。作家の中で縱横無尽に作風が入り亂れ、消化されて自分の個性になつて行くのだらう。實に面白い。唯一殘念であつたのは、屏風の端に皺が寄つてゐるところ。聞けば、古い金屏風の描いたさうで、其処は目を瞑つて作品全體を見てくれと云ふ。屏風はまだ仕立てたことがない爲、つひ氣になつてしまつた。

 かうして、たまたま作家ご自身が在廊中で根堀葉堀聞くことができた。と云ふか、ヒゲからして怪しまれて先方から聲を掛けられたのだが、すき燒 今朝の掛軸は殆どが物故者のものであり、直に作家と話せるのも個展の樂しみでもある。

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