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2012年5月17日 (木)

加藤清正

 文樂五月公演の第一部は《八陣守護城(ハチジンシュゴノホンジョウ)》と云ふ清正公(加藤清正)を主人公にした時代もの。戀あり、毒殺あり、忠義あり、親子の情があり、名劍七星丸だとか小道具も利き、回り舞臺で御座船が船首を向けたり、城を去りゆく人々が左右に列を成して行く度に白壁が引っ込み、最後に天守まで見える演出も派手で見應へがあつた。

 清介の冴えた太棹と清公の琴がよく合ひ優雅な御座船の雰圍氣が出てをり、英大夫がとても聽き取り易くなつて成長の具合が知れる。但し、〈正清本城の段〉では、咲大夫のもごもごした語りで熟睡。大事な雛絹姫の自害の場を見損ねた。

 そして《契情倭荘子(ケイセイヤマトゾウシ)》は心中した二人が蝶となつて舞ふもの。いつも浮いて見える人形の良さを生かし、日本舞踊よりも可憐で素敵であつた。特に〈二人三番叟〉で組む幸助と一輔の息が合ひ、よい組み合はせ。

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