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2012年6月 8日 (金)

銀河

 アートソムリエの山本さんのご縁で、近くの「閑々居」へ行った。すき燒 今朝の交差點を挟んだ斜向かひのL字型ビルの5階。畫廊の窓からうちの青い看板も見える。

 さて、昨日まで開催してゐた「長尾和典展」。大人しい作家さんも在廊してゐをり、名刺交換したら、手書き。普段交換しないからだとのことで、新鮮な喜び。

 作品は墨繪の枠に入る筈だが、白っぽい畫面に極細で蜘蛛の糸のやうな細い線が絲屑のやうな塊になつてゐたり、蜘蛛の巣のやうでもあり、そこから、すうッと別の薄い紐のやうなものが出てゐたり、動物の顔にも見えたり、何だらう、見てゐて飽きないのだ。吸い込まれるやうな力強さがある譯でもなし、ほんわかして、シミのやうに見えても實はきちんと描いてゐて、蠅が停まつたかと思へば、それも描いてあつた。大きな作品は遠くから見てみると白黒反轉した、宇宙空間。まるで、彼方此方に小さな銀河が浮かぶやうな感じとでも云はうか。奥行きとか廣がりも感じるのに、平面的な面白さもある、不思議なのだ。
口数の少ない作家の頭の中には、既に全體像があり、それを表に現してゐるだけらしい。それ故に、餘計な描き足しがないと云ふ。素人ならどんどん描き足して真ッ黒になつてしまふだらうに。優しさにも溢れてゐる。後で昨年結婚されたと聞いた。

また、畫廊のご主人、北條女史とは初めてお會ひしたと云ふ感じがしない位に話が合ひ、食べ物の話に華が咲いた。また、來やう。次回はツェッペリン・グッズをこっそり持って自慢しに。

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