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2012年7月31日 (火)

琳派

 ドラード・ギャラリーの畫廊主が伯林でお世話になつたと云ふ寺田琳の「時間と生命」展を観に銀座一穂堂サロンへ。
 ドイツワインの聖地、クロスター・エバーバッハで個展を開いたこともあると云ふ獨逸在住の作家。葉書サイズの樹木の絵から、箔を多様した抽象画まで樣々。金箔や銀箔に琳派の影響が見え隠れする和風趣味が嬉しい。

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2012年7月30日 (月)

すき焼とドイツワイン

Baden2 「すき燒とドイツワインの會」では先月のバーテ​ン&ファルツ・ワインツアーで購入したワインと、一緒​に旅行へ行つた仲間との反省會も兼ねて、大いに盛り上が​った。

 果實の香りが高く酸味が優しいオルセロワに白瓜と茗荷の和へ物 楚蟹添へ、リースリングの辛口に鱸の鹽燒に酢橘を掛けて合はせ、リースリングGGには新涼造りに岩鹽と柚子胡椒で強弱(アクセント)を附け、すき燒にはバリックを使つたシュペートブルグンダー、そして水菓子に赤ワインのトロッケンベーレンアウスレーゼ。だめ押しでトレスターもお樂しみ頂いた。行つた先々の畑や醸造家の顔が浮かび、思ひ出話に華が咲いた。

Badenpfalz_2


2011er Malterdinger Bienenberg Auxerrois Kabinett trocken
Weingut Bernhard Huber (Baden)

2011er Riesling S trocken aus dem Rotlingenden
Weingut Dr. Wehrheim (Pfalz)

2008er Sonnenberg Riesling Grosses Gewächs trocken
Weingut Siegrist (Pfalz)

2009er Spätburgunder “Kalkstein” trocken
Weingut Friedrich Becker (Pfalz)

2009er Sonnhole Trockenbeeerenauslese Rotwein
Britzingen Winzergenossenscahft (Baden)

1996er Traminar Trester
Weingut Dr. Wehrheim (Pfalz)


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2012年7月27日 (金)

人間國寶

 三越本店6階の美術畫廊で「塗師 小森 邦衛展」。小森先生は今朝の飛行機で既に帰られた後であり、人も少なくじっくり見られた。人間國寶となつても、氣さくな人柄が素敵。吟醸酒用の酒器を造つて欲しいと會ふ度にお願ひしてゐるのに、色よい返事がないが、我が家にも1つだけ小振りの鉢があり、毎朝食に必ず使ひ必需品。殆どが箱瀬淳一さんの作品の中で小森先生の作品は趣が違ふので樂しい。 

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2012年7月26日 (木)

人と繋がる

 人と繋がるとはどう云ふことなのか。「モノがたり」の討論集會(トークセッション)では、元神主による國の紀元に就いて、そして、レストラン・アイ総支配人が「I」の由來や骨格となる概念に就いて熱く語り、私も老舗すき燒屋の傳統に就いて話した。132年の歴史と云ふことは日々の積み重ねの續けることであり、それにはお客さんに來ていただくことなので、レストラン・アイ共々ご贔屓にと。

 丁度、自分の語りの後にそのまま蓄音機を掛けてゐたので、自慢の肉料理が食べられず殘念であつた。

 また、人と繋がることを大事にしたいと云ふ發起人の若人の話も素敵であつた。婚活の集まりに興味本位で顔を出したら、餘りに組織化されて人間らしさのないつまらない會であつたので、もっと人と繋がることがしたいと始めたと云ふ。自分も関はれる樂しさを和装で表現。涼しい日でよかった。

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2012年7月25日 (水)

モノがたり2

I9 第二回、人と飲食店と繋がるワイン交流會「モノがたり」は原宿の東郷神社の杜の中に在るレストラン・アイ。言はずと知れた佛蘭西料理の1つ星の店だ。

 最初に東郷神社へ參拝してから集まり、シークレットー・バーでの立食パーティー。事前にHMV102を掛け乍ら準備中。誰もゐないとサボテンの針でも、朗々とシャンソンが響き渡る。これでは鐵針ソフトでも大き過ぎるが、大勢這入れば丁度いいのだらう。場所を變へてみたり、試行錯誤。

 佛蘭西料理屋なのでシャンソンの希望があり、結局、、最初に 淡谷のり子〈巴里祭〉、ジャン・ ブレトニエール〈巴里の屋根の下〉、エディット・ピアフ〈C' est Merveilleux(「素晴らしき哉」とでも譯すのか)〉、〈La Vie en Rose(薔薇色の人生)〉にした。アルコールが入ると聞いてくれないが、幾人かでも耳を傾けてくれれば嬉しい。

I13

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2012年7月24日 (火)

若人

 先週末は銀座八丁目のGallery Art PointでPrologue VIII シェル美術賞展2011入選作家8人展を見て來た。

 狭い會場だが、各々二作品が並び、それぞれ個性が光つてゐて、獨自の世界觀がある。パステルカラーの明るい伊太利の風景を描いたYogyami、俯瞰の海の村上紘一、植物の陰に鰐が見え隠れする日本畫の立尾美壽紀の他、
土田瞬の生と死を見詰めた作品は黒一色の濃淡の中に特に鬼気迫るものがあった。

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2012年7月23日 (月)

清水京子展

 資生堂パーラーの復刻料理を堪能した後、ギャラリー枝香庵の「清水京子展」へ。梅雨も明けた猛暑の中故、白麻のスーツ。
 筆使ひと云ひ、靜物の構圖と云ひ、若々しい作風の清水さんの作品は油繪で、葉書大の布地繪から大きなものまで數も多いが、手抜かりなく統一した質感が素敵。我が家にはもっと明るい繪が欲しいが、きっとかう云ふ繪が好きな人も大勢居る筈。

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2012年7月20日 (金)

復刻献立

 先日の晝食に、日本モダンガール協會代表の淺井カヨさんより、お誘ひを受け、資生堂パーラー創業110周年紀念、昭和3年の復刻メニューを頂いた。すき燒今朝でのツェッペリン伯號の再現料理もさうだが、帝國ホテルの再現料理も思ひ出深いが、此処では丁寧に出汁を引いたコンソメーを給仕がスープチューリンから注いで呉れ、ソースが下に敷いてあるシュリンプ クルケット(所謂コロッケ)、薄切りの上品なロースト ビーフ、戰前から紹介されていた伊太利料理のトマト マカローニ、銀杯に盛られ、バニラビーンズの効いたアイスクリーム、パン、バター、そして珈琲。祖母とよく食べに來た昭和の味はひの數々。と云つても、子供の頃は資生堂パーラーの「ビーフカレー」が大の好物でしたね。銀盆のご飯も自分で自由に皿に載せられ、ソースチューリンからカレーを注ぎ、たっぷりと粉チーズ、辣韮漬けの刻んだもの、福神漬けも載せて食べたのが忘れられない。
 祖父は一人でパーラーの階段下の二人席に座り、一品を頼んで全部食べ切れずに殘してゐたと祖母から聞いてゐた。あすこの席だと毎度教へられるのにも閉口したが、新しい建物になつてからは初めてのことである。

 今回は當時の格好をしたモボ2人、モガ2人と同席。それで、白麻のスーツを着て出掛けた。給仕の若人も詰め襟七つ釦の當時の制服が映える。雰圍氣作りに一役かった所爲か、店長や調理長自らご挨拶に見えられ恐縮した。

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2012年7月19日 (木)

相撲

 週に一度位、銀座で畫廊巡りをしてゐるが、これが結構面白い。たいして多くの場所を開發した譯ではないが、アートソムリエの山本冬彦さんのお勸めに從ふところ、多くの作家に遇へるのも樂しい。自分もかなり個性的な方だとは思ふが、表現者はもっと違ふのだ。

 さて、柴田悦子畫廊にもお邪魔して、「相撲人形と墨繪」の世界に浸つた。大の相撲好きらしい、愛嬌のあるテラコッタは七輪で燒いてゐると聞いて吃驚仰天。そんなとこでも作品が燒けると云ふ驚きと共に、それでも作品を表現したいと云ふ欲求が強いのか。

 この木村浩之さんは元々、日本畫出身なだけに滲みを巧く生かした墨繪も力士の強さと温かさ、それに温もりを感じるものばかり。テラコッタの素燒きの感じを生かした素朴なものから、廻しや着物に髷をアクリルで細かく描いてゐるのも樂しい。

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2012年7月18日 (水)

ヒット

 友人のソムリエさんをお誘ひして、晝食營業後の畫廊巡り。最初に訪ねたギャラリー椿では「浅井飛人展」。格好いいご本名「ヒット」さんの造形は板金と木工を組み合はせた獨特な世界。

 欲望丸出しの人の心を金屬の型に嵌めて、そこから浮き上がる情を表現されているのであらうか。頭の上に飛び出た煙や花や芽でホッとさせられる。海外では大きな作品を求められるが、國内では小さい作品しか賣れないので、その兩立は難しいらしい。まだ若い作家さんご本人の熱心な話に耳を傾けて觀ると、表面的なことよりも、内面的なことが見えて來る氣がするので不思議だ。

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2012年7月17日 (火)

料理教室

Spetzle1Weine ドイツワインケナークラブ主催の「ドイツワインに合ふ料理教室」を開いた。江上料理學院の副學院長、江上佳奈美さんにご協力頂き、海の幸のハーブマスタード・ドレッシング和へ、鶏もも肉の和風こんがりロースト、簡單シュペッツレ 自家製鹽漬け豚肉のソースを作り、それに獨逸パンと獨逸チーズと共に私の嚴選したワインを合はせた。
 先月行ったばかりのラング家のヴァイスブルグンダー(バーデン地方)、昨年モーゼルで購入したシャルツホーフベルガー・ゼクト、それにベッカー家のシュペートブルグンダー(樽貯蔵なし、ファルツ地方)を順番に出し、最後にナーエ地方のゲッテルマン家のリースリング・アウスレーゼの甘口。

 先生は簡單にやつてゐるが、いざ自分でやるとなると、なかなか難しい。慣れない手附きで包丁を握り、4人一組で一致團結して料理を仕上げ、何とか食べられると、その達成感は氣持ちいい。自分も含めて16名の參加が皆笑顔となつたのが嬉し。
Ryori3


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2012年7月13日 (金)

青いターバン

 改装された東京都美術館で「マウリッツハイス美術館展」を觀た。勿論、目玉は「真珠の耳飾りの少女」またの名を「青いターバンの少女」。激混みだと聞いてゐたが、ランチ後、夜の營業時間に戻るにはどうしても午後14時半位に上野に到着となる。既に30分待ち。致し方ない。

 ブリューゲル、レンブラント、ルーベンス、デ・ホーホなど、48作品が薄暗い展示室の中に、程良く纏められて展示してあり、とても見易いが、人が多すぎなのだ。一番前でかぶり附きで觀ずに、少し遠くからでも十分に鑑賞できる。得意に「青いターバンの少女」は最前列で觀るには長蛇の列。本物は決して鮮やかで燦めく輝きがある譯でなく、案外くすんだ色をして、じんわりと訴えて來て、心を捉えて離さない感じ。 もう一枚「ディアナとニンフたち」が出展してゐたので、2作品も觀られた。

 その上、お隣の西洋美​術館には「真珠の首飾りの少女」が來てゐるので、なんとフェルメ​ールが3作品も上野に今ある不思議。何と凄いことか。

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2012年7月12日 (木)

西班牙葡萄酒

Miaサントリーワインの試飲會で、新たに西班牙の低價格帶を幅廣く賣つて行くらしい。2015年迄にフレシネ社の泡なし通常ワインを15萬箱は賣らうと云ふほど力が入つてゐる。大手が市場を作り、中小が高級品や少し違ふ路線を探して、市場は廣がつて行くのであらう。

 このカヴァ(發泡酒)で有名なフレシネグループのミーア赤1,200円はテンプラニーリョ種100%で、程よいタンニンとまろやかな果實味があり、優しい飲み口。燒鳥やお好み燒に合ひさうな感じ。すき燒には負けてしまひさう。不味くないのが素晴らしい。この價格帶の萬人向けで癖がなく飲み易いとい​うのよい。きっと安からう、不味からうと云ふ西班牙ワインの負の印象を払拭すると思ふ​。

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2012年7月11日 (水)

ウーロン亭ちゃ太郎

Chatarou 日本ヴェルティ協會主催、お寺の本堂で開かれる演奏會(寺コン)に參加した。日暮里驛近くの本行寺は絨毯が敷き詰められ、椅子も置かれて樂ではある。

その道では一番と云ふか他にやる人がいないのだが、一人で解説やト書に舞臺背景を語り、合唱、ソプラノからバスまでのアリアや重唱まで日本語で歌いまくるウーロン亭ちゃ太郎さん。以前ベルランで一席やってもらってから實に6年振りの再會。何にも言はずに靜かに座つてゐたら、目が合つた途端に見附かり、演目途中に聲を掛けてくれた。

 2005年に一度は引退し、高座での着物は止めて、派手な衣装で歩き回り、觀客の視線を動かして寝かさない工夫ださうだ♪それにしても、日本語譯も絶妙で、その上よくあんなに高い音まで出るものだ。ダイエットの成果が出て随分と體重は落とした代はりに肉が食べたくて仕方ないとのこと。話藝にも益々磨きが掛かつた感。

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2012年7月10日 (火)

ヨハニスベルク

Spaetlese このヨハニスベルクで貴腐菌の附いた「シュペートレーゼ(遅摘)」が發見されたので、シュロス・ヨハニスベルクの中庭に石像が在る。ハプスブルク家より維納會議の功勞により、メッテルニヒ公爵家に與へられたのが1816年。現在も末裔である公爵夫人がお住まひになられてゐる。

Johannisberg シュタインベルクの畑よりも石の混ざりが多くやや輕い土壌。此処はまた葡萄の北限と云はれる北緯50度にも當たるのだ。此処のワインは高く、試飲も有料なので、見學のみ。空港の免税店の方が税金がない分安い。

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2012年7月 9日 (月)

シュタインベルク

Steinberg1Steinberg2_2 ラインガウ地方のハッテンハイム村に在るシュタインベルクの畑はぐるりと壁に囲まれてゐて、赤ぽい粘土質の重い土壌に石灰石が混じる。ラインガウで最も有名なワインの1つだらう。1135年頃にブルゴーニュから辿り着いたシトー派修道士により開墾されたもの。それ故、ブルゴーニュのクロ・ド・ヴージョのやうに、盗難防止に壁を造つたが、期せずして畑の温度を保る効果もあつた。そして、ナポレオンに因り世俗化され、ナッサウ公所有後、1866年にはプロイセン王領となり、そして現在はヘッセン州政府所管となつてゐる。このエーバーバハ修道院の醸造所内で初めて「カビネット」と云ふ肩書きを使つたのは1811年。畑の間の石疊を歩くだけでも、ひしひしと歴史を感じる瞬間だ。

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2012年7月 5日 (木)

ニアシュタイン

HideHide2Strub ラインヘッセン地方では、ニアシュタイン村のヒデワインへ立ち寄つた。淺野秀樹さんが1.5haの畑を借りてリースリングを造つてゐるこの土地も赤土で石灰石が混じる。急斜面の方がいい葡萄が収穫できるが、農作業は困難を極めるので皆やりたがらないらしい。ほんの一區畫ずれるだけでも、風通しが良過ぎて涼しく、この天候不順で葉が黄色く光合成不足に陥ると云ふ。

 ヒデワインは収穫した時の糖度でその年の等級を決めるので、最初からこれをカビネットにしようとか、シュペートレーゼ(遅摘)にしようとか、考へてゐない。だから、毎年違ふものになる。それが農産物だと明快な答へ。ヒデワインのお陰で高品質なものに的を絞り、露西亞向けなど輸出が好調で藏の改造も進む親方のシュトゥルブ醸造所
 ヒデワインは大半が日本向けであつたのが、昨年から歐州内の和食店の引き合ひが増えて逆轉し、既に賣れるワインの在庫はないと云ふ。素晴らしいこと。親方のワインと合はせて3種のみの試飲。それでも、ずっと多種試飲して來たのでほッとさせられた。


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2012年7月 4日 (水)

獨逸門

 本日は加藤大治郎の誕生日。それに因んだ背番號74は自分にとっても大事な番號となつてゐる。

Deutschestor さて、バーデン&ファルツ・ワイナリーツアーではワインばかりで觀光を全くしてゐなかつた旅行中唯一立ち寄つたのがファルツのワイン街道85粁の入口に當たる「獨逸門」。1936年のナチスの時代に佛蘭西側から入る爲に造つたものが、現在はワイン街道入口の門として殘るが、スワスチカの印は削り取られてゐる。

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2012年7月 3日 (火)

現代版畫

Tenji 銀座並木通りの新しく開店した「並木通りギャラリー」の開廊記念企劃「玄冬會展」の祝賀會に、河内成幸さんの招きで顔を出した。

 現代版畫界の中核をなす11人の作家たちの作品がずらり。長谷川潔を思ひ出すメゾチントから、極彩色の錦繪のやうなものから、油繪かと見間違ふやうな單色系の緞子の折であつたり、シルクスクリーンであつたり、表現方法がそれぞれ違ふので實に樂しい。


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2012年7月 2日 (月)

フリードリヒ・ベッカー醸造所

Kokyou ファルツの南、ワイン街道が始まるシュヴァイゲン村の葡萄畑は佛蘭西との國境に位置し、畑に拠つては佛蘭西領に在るものも。昔の國境線が畑の中を通るのも珍しい。第二次世界大戰後は、自分の畑の手入れもできず、耕作放棄地となつてゐましたが、1980年代に入り、西獨逸のコール首相と佛蘭西のミッテラン大統領が歴史的な和解を經て、國境を超えて自分の畑へ出入りが自由となつた。それから、葡萄を植え直し、今では手摘みの質の高い葡萄が採れる爲、ファルツ側ではなく、アルザスの農協は高く購入してくれるのだとか。

Becker2 さて、そのシュヴァイゲン村に在るフリードリヒ・ベッカー醸造所もファルツ五人組の一人。若い藏人が案内し、最後にそれまで電話對應に忙しかった、若社長が古酒を試飲させてくれたが、ご當主は青いツナギを着て、我関せず黙々と何か作業をしてゐた。若社長は年間3箇月は世界中で賣り込みをする國際派。
 此処では地下藏にするよりも分厚い壁の建物の方がいいと判斷したのか、涼しい醸造及び貯藏タンクや新樽(バリック)だけの貯蔵庫は地上階に在る。世界市場を目指しただけあつて、地元品種を使つた洗練された味はひ。ムスカデラーにピノ・ノワールは秀逸。然も、ピノの新樽なしとありの別も、爽やかな味はひと濃くて複雑味のある味はひと樂しめる。もう少し寝かした方がよいと云ふものの、賣り出すと直ぐに品切れとなる程人氣のワインだ。 

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