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2012年10月 1日 (月)

艶姿

 表参道のギャラリー・ショアウッドで女流日本画四人展 -艶姿-が開催されてゐる。
 勿論、寶居さんの美人畫も4點程並ぶ。寶居さんの作品の中には、まるでアルフォンス・ミュシャのやうな佇まひの植物柄の大首繪があつた。和風の文樣を背景に描き込むところも、實はアール・ヌーヴォーの影響なのかも知れない。
 他には4點お買ひ上げの赤丸の附いた大竹さんの作品は、ネガのような色彩でおどろおどろしい女性の怨念のや
うなものが滲み出て來る怖ろしい繪が多い。また、存在感のある女性の顔をアクリルで描いていた加藤さんの作品も特徴的だが、我が家には飾りたくない。そして、骸骨やらに憑かれて恍惚とした女性像の山科さんの作品は、殆ど幽靈に戀した女性像とでも云はうか、表具仕立ての鶏の作品群は月夜に浮かぶ甲冑を身に纏つた軍鶏の靈なのか。それぞれ際立った個性の違いが面白い。

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