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2012年12月17日 (月)

油繪

 年末の挨拶回りをした後、少し時間が空いたので枝香庵で「藤崎考敏展」を觀る。普段は巴里で生活され、發表のために歸國した作家は、澁いおっさん。おとなしいが手巻き煙草を作り始めた何氣ない仕種が如何にも藝術家ぽい。相當ご苦勞をされたのであらう、笑顔の奧に背負つてゐるものが違ふ感じだ。作品は今時珍しい重厚な油繪で、最初に人物を觀た時に真ッ先にゴヤを思ひ出した。何十萬圓の繪が賣れる程、お客さんがゐて、バブル期よりも値段が下がつて買へるやうになつたと云ふ。いいことだ。

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