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2012年12月22日 (土)

猶太

 お蔭樣で今週一週間ずっと忙しく、休憩時間に出歩くこともせず、店の準備に追はれてゐる。けふが終はると連休故、一息附けるか。

 さて、一體、猶太(ユダヤ)人とは何なのか、何故、歐州で迫害され續けて來たのか、日本人には今ひとつ捉へどころのない不思議な差別問題だ。内田 樹 『私家版・ユダヤ文化論』 文春新書 を讀んだが、彼獨自の解釈だから「私家版」だとわざわざ斷つてある。併し乍ら、さすがの内田さんでも何かすっきりと落ちない説明であつた。

 御師レヴィナスの言葉や哲學者の引用も多いが、どうも言葉遊びのやうでストンと入つて來ない。東歐系アシュケナージと中東系スファラディが居ることは知ってゐるが、だから何だと云はれてしまふと反論できない。宗教團體と安易に括る譯にもいかず、世界を支配してゐるとも考へ難いし、映畫や放送、或ひはコムピューター業界のやうに、枠組みに融け込めないので新分野を切り開いて來たのはよくわかる。

 どんなに迫害されても決して改宗はせず、複雑な要因が數千年以上絡み合つてゐるからには、簡單には和解もないであらうし、問題山積みだけれども、割と部外者の日本人が孰れにも肩入れせずに間に入つて物事を進められるやうな氣はして來た。

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