« 新人 | トップページ | 睨まれる »

2013年1月 8日 (火)

噫、無情!

 今、話題の映畫《レ・ミゼラブル》を觀た。あのヴィクトル・ユーゴーの長編小説をよく2時間に纏めたものだと感心した。勿論、舞臺音樂劇(ミュージカル)が元にはなつてゐるが、ほぼ粗筋はそのままに、俳優たちに歌の教育を施して全編歌はせたのが功を奏し、大成功したのであらう。普通なら吹き替へで別の歌手が歌ふところなのだが、ヒュー・ジャックマンやラッセル・クロウのやうに筋骨隆々でならした俳優陣もよく歌へてゐたことに吃驚した。

 また、佛蘭西革命後の混亂期、1815年からルイ18世・シャルル10世の復古王政時代を通し、七月革命後のルイ・フィリップ王の七月王政時代の最中の1833年までの18年間が市民の目線で巧く捉へられてゐる原作通り、それが最新技術で映像化されると、臨場感この上なく、あたかもその場に一緒に居るやうに感じさせられた。未だ、見てゐないのなら、お勸めする。

|

« 新人 | トップページ | 睨まれる »