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2013年1月31日 (木)

移動美術館

 アートソムリエの山本冬彦さんがお勸めしてゐた西野嘉章 『モバイルミュージアム行動する博物館』 平凡社新書を讀んだ。一過性の特別展では、蒐集品を増やしたり、保管維持管理さへも行き届かず、人件費も捻出できなくなりつつある。そこで、モバイルミュージアムとして移動博物館を造り、トラック一臺で運べるやうな展示を考へ、今まで行つた展示の殘りを使ひ提携先を順次巡り、繼續して行くことで新しい博物館のあり方を考へやうと云ふもの。東京大學総合研究博物館で行つた實例を示し、他館との提携で収支を安定させ、新しい事業モデルを提案してゐる。

 特別展には足繁く通ふ割に、常設展には足を運ばない一般消費者にこちら側に顔を向かせ、氣樂に來られる場を繼續的に作り出すのは並大抵ではないが、既に成功例もあるので21世紀の新しい博物館のあり方のひとつなのかも知れない。

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