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2013年5月30日 (木)

永々棟

5 京都での蓄音機を鳴らして來た。日曜日の午後は平野の家、わざ 永々棟の2階座敷。大正15年に建てられた木造建築、日本畫家、山下竹斎の邸宅兼アトリエを數寄屋大工の棟梁、山本 隆章さんが修復し、京都の文化の爲に役立てたいと活動されてゐる。

 こちらでは題して「みんなで樂しむ蓄音機コンサート」。普段と違つて、ご年配者と幼兒が多いので、できるだけ耳に心地よく、誰でも聞いたことのあるやうな曲を選んだ。

Di Capua: O sole mio
カプア: 〈オー・ソレ・ミオ(私の太陽)〉
Enrico Caruso (T.) with Orchestra カルーソー(テノール)
◎Electrola DA103 (A17124-1) 1916年2月5日吹込

Rimsky-Korsakow / Kreisler: Chanson Arabe from „Scheherazade“
リムスキー=コルサコフ(クライスラー編曲): 交響組曲《シェヘラザード》より〈亞剌比亞の歌〉
Freitz Kreisler (Vln.), Pasternack String Quartet クライスラー(ヴァイオリン)
◎Victrola 706B (B-26425-3) 1922年4月24日吹込

Puccini: Un bel dì, vedremo (Madame Butterfly)
プッチーニ: 歌劇《蝶々夫人》より〈或る晴れた日に〉
Amelita Galli-Curci (S.) with Orchestra ガリ=クルチ(ソプラノ)
◎Electrola DB261 (2-053208) 1922年9月20日吹込

Frank Churchill, Leigh Harline, Paul J. Smith: „Dig-Dig-Dig“ and „Heigh Ho“ (Disney's “Snow White and the Seven Dwarfs”)
アニメ映画《白雪姫》より 〈うんと掘れ掘れ!〉 と 〈ハイ・ホウ!〉
◎Nippon Victor S-19A (45-5098A) 1937年録音

Dukas: L'Apprenti Sorcier
デュカス: 魔法使いの弟子
Arturo Toscanini (Cond.), New York Philharmonic Orchestra トスカニーニ(指揮)、紐育フィル
◎HMV D1689 (6-0737/43) 1929年3月18日録音

Chopin: Valse No.1 "Grand valse brillante" Op.18
ショパン: ワルツ第1番 変ホ長調 作品18 〈華麗なる大円舞曲〉
Dinu Lipatti (Pf.)  リパッティ(ピアノ)
◎Columbia LX1341(CZX283-1B) 1950年7月9日録音

 小さな子たちは緊張の疲れかぐっすり寝て、氣持ちよかつたのであらう。ご年配者は懐かしい、懐かしいと言ひ、大きな音と伸びやかな響きに喜んでくれた。蓄音機とは何か理解してくれたであらう。是非、次回は1922年製のエラールと一緒に企劃してみたいものだ。


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