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2013年5月16日 (木)

生麩糊

Nori_3 表装教室では毎回、糊を練る。生麩糊(ショウフノリ)は、小麦粉からグルテン(麩)を作る際に、水底に澱んだ澱粉を乾かし、煮て糊としたものを指す。天然素材で水で湿らせれば剥がれるので、何度でも修正できる。100年前の掛軸でも新たに作り直せるのだ。

 最近の化學接着剤では化學變化を起こして黄ばみ、二度と剥がれないから厄介なのだが、昔からある糊の方が長い目で見ると使ひ勝手がいい。經師屋や表具師になる爲には、この生麩糊を練るだけで10年は掛かると云ふ。練れば練るほど、附きがよくなるが、日々、湿度も違ふので、毎回、同じやうな堅さにするのもたいへん。まだまだ、思ふやうには練ることができず、相變はらず刷毛に附き過ぎて、糊盆から糊が消えてしまふ。

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