« 日經 | トップページ | 個展のご案内 »

2013年6月18日 (火)

世田谷文學館

 1963年6月15日に《上を向いて歩かう》が全米チャート第一位を獲得してから、丁度50年。世田谷文學館で開催中の『上を向いて歩かう展』へ行つて來た。

1961年に初演された當初そこそこヒットしたものの、九ちゃんの獨特な歌ひ方が氣に入られなかったのか、日本の歌謡界では評價されず、レコード大賞にも選ばれなかつた。しかし、翌年、英國で歌なしジャズ版のカバー曲が賣り出された時に《SUKIYAKI》となった。

 1963年に入り、加州、フレズノのラジオ曲で日本語のオリジナルを放送すると、心地よいサウンドと口ずさみ易いポップスとして、問ひ合はせが殺到することになる。日系人が多かったことも人氣に拍車をかけたのかも知れない。
東芝と提携してゐたキャピトル社がシングル盤を發賣するのに、米國人が知る數少ない日本語のひとつ《SUKIYAKI》として賣り出され、特別なプロモーションもないのに、瞬く間にゴールド・ディスクに認定されたのだ。

 展示では、副題に〈奇跡の歌から、希望の歌へ〉とあるやうに、當時としては、ジャンルに囚はれない新しい曲が生まれる、それまでの中村八大(作曲)、永六輔(作詞)、坂本九(歌)それぞれの生ひ立ちからの歩みが示され、世界中で今もカバーされ、歌ひ継がれる曲の良さを再認識させてくれる。そして、震災以降、希望の歌へと變はつたことまで丁寧に解説してあるので必見! 

|

« 日經 | トップページ | 個展のご案内 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 日經 | トップページ | 個展のご案内 »