« 挿繪 | トップページ | 個展の準備 »

2013年6月10日 (月)

助六

2013061011420000 やっと切符を手に入れて新しい歌舞伎座へ。前の建物の雰圍氣はそのままに、席幅も廣がり、ゆったりと座れ、柱も取れて見易くなり、廊下も心なしか廣がり、段差も減り、とてもよくなつた。二階へ上がるエスカレーターも年寄りには有り難いことであらう。

 第三部、夜の部後半は《助六由縁江戸櫻》は前のさやうなら公演で亡くなった團十郎と玉三郎の舞臺を觀ただけに、世代交代を期待して觀た。

 福助さんは顔の皺が氣になるものの、表情や聲色はピカ一で、能面のやうな玉三郎よりも人間的。そして、相變はらず、海老藏はくぐもって科白が聞こえないが、長身故に舞臺榮える。正に江戸の英雄らしさが滲み出る。併し乍ら、
この祝祭歌舞伎を支へるの脇役でもある。勘三郎のやうな華はないものの、「JJ」「今でしょ」と流行言葉を交へた三津五郎の通人里暁、若々しく爽やかな菊之助の福山かつぎ、熟達菊五郎の白酒賣新兵衛など、華やかな氣分が素晴らしい。
 併し乍ら、今回の河東節は素人臭い酷いものであつた。

|

« 挿繪 | トップページ | 個展の準備 »