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2013年9月30日 (月)

玉葱のキッシュ

Federweisser リンディッケ醸造所では、収穫したばかりの葡萄を半ば醗酵途中まま提供する濁り酒フェーダーヴァーサーを飲むことができた。まだ、アルコール度數も低く、葡萄果汁にややアルコールが加はつた程度なので、非常に飲み易いが、酵母が生きてゐるので飲み過ぎるとお腹を下す代物なので注意が必要だ。
 そして、このフェーダーヴァイサーに合はせて頂くのが、ツヴィーベルクーヘン。即ち、玉葱のキッシュとなる。これで半人前だが、焼き立てなので、ワインの甘味とも合ひホッとさせられた。炎天下の畑を歩いて來た後だけでにとても氣持ちがいい。


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2013年9月27日 (金)

最北の地

LindickeLindicke2 5日目の午後、最後の訪問先はポツダム近郊、ドイツ最北端のQbAヴァハテルベルク畑のワインを生産するドクター・リンディッケ醸造所へ。ブランデンブルク州に属するのに、ワインは13生産地域内にしなければならない法律があるため、致し方なくザーレ・ウンストルートに入ってゐる云ふのが面白い。

 湖に囲まれた丘の上は、伯林のヴァンゼーと同じくとても温かなので、此処は別天地らしい。併し乍ら、砂土壌故に灌漑設備がないと葡萄も育ち辛い。また、ガイセンハイムと契約して佛蘭西系の品種から交配品種、未だ名もの無き實驗段階の後輩品種まで20株づつ植ゑでゐるので、収穫前のこの時期は一粒程度なら食べてよいと試食ができ、然も葉の違ひもよく理解できた。

 こちらのワインは長く取つてをくワインではなく、精々一年以内、夏のテラスで飲み干すやうな氣樂なワインばかりで、ミュラー・トゥルガウの單一品種ワインは既に賣り切れで、幾つか餘つた品種を混醸したものの他、ロゼ、ドルンフェルダーの辛口、レゲントの半辛口を試飲できた。北緯52度22-26分にも拘はらず、赤黒く色附いてゐるので吃驚した。

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2013年9月26日 (木)

羊肉の腸詰

Agneau シュロス・ヴァッカーバルトでの晝食はサラダの後に羊肉の腸詰。少し香辛料が効いた味はひに添へられたクスクスがよく合ひ美味。自分の選擇に間違ひはなかつた。

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2013年9月25日 (水)

万人向け

WackerWackerbarth 5日目の午前中は、ザクセン州立醸造所「シュロス・ヴァッカーバルト」へ。州立醸造所ともなれば、離宮を生かし、最新設備で観光地としても成り立ってゐる。急斜面の段々畑の石が昼間の太陽の熱を蓄へて、夜も気温が下がりにくく、葡萄が熟成し易いと云ふ。

万人向けの飲み易いワインは誰にでも喜ばれさう。

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2013年9月24日 (火)

シュトラウスヴィルトシャフト

AusschankSachsenflashe 4日目の午後はシュトルウスヴィルトシャフトへ。週末だけ葡萄を造り、協同組合で醸造してもらった自分の葡萄のワインを4ヶ月だけ、畑の横の東屋で提供すると云ふもの。農家の副収入になるこの仕組みはカール大帝が制定したおt云はれる。

 ドレスデンとマイセンの間、ラーデボイル村の住宅街を抜けた丘の頂上近く、うっそうと生い茂る中にやっと看板を發見。普段は週末だけなのだが、わざわざ遠路遥々來てくれたと開けてくれた。元々違ふ所にお願ひしたら、もうやってないからと紹介してくれたのだ。
 統一後に1.2haを自分たちで開墾して葡萄を植ゑたと云ふ。どのワインも飲み易く、やや高めの15ユーロと、おおざっぱなのもよい。写真は丘の上から撮ったのでわかならないが、畑を眺め乍ら飲むのも素敵。とてものんびりできた。ずんぐりとした瓶はザクセンワインのボトルだと云ふ。知らなかった。

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2013年9月20日 (金)

白磁

MeissenMeiseen2_2 マイセンと云へば白磁で有名なので、勿論、工房も訪ねる。以前は日本語の解説機器を渡されて見學であつたが、今回は部屋毎に係員が電源を入れて日本語の案内を流す仕組みに變はつてゐた。然も、豫約時間に行っても、それから團體を一般見學者の間に入れるので、だいぶ待たされた。その間に買物をしろと云ふことなのであらう。カフェで30分位時間を潰すか、上階の博物館を見學する他、賣店しか行くところがなく、結局、散在してしまつた。
 歴史のヴィデオを見せられた後、釉藥を掛ける前の細かな部品を接着工程、繪柄を描き入れる工程などを見る。流れ作業のやうに見せられるので感慨もない。

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2013年9月19日 (木)

鹿肉

Hirschruecken プロシュヴィッツ併設食堂での晝食はサラダの前菜と主菜の簡單なものに。鹿肉の焼き具合も絶妙で、シュペートブルグンダーにとてもよく合つた。 


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2013年9月18日 (水)

お城

Prosch1 4日目の午前中はザクセン地方、マイセン郊外、ツァーデル村のシュロス・プロシュヴィッツへ。統一後に城と畑を買ひ戻し、新たに農家を買ひ、其処を醸造所にした所。畑だけでなく、お城も見せてくれた。畫像は畑から遠くマイセンの街を望むところ。5年前に家族旅行で訪ねたが、ご當主はプリンツ・ツア・リッペと云ふ貴族なので、何処か優雅な雰囲気が漂ふ。

 朝から霧が出てゐたので、これは午後晴れて氣温が上がる証拠。14.7ヘクタールある畑ではグラウブルグンダー(ピノ・グリ)もだいぶ色附き始めた。ザクセン地方でしか見られないゴルトリースリングが爽やかで食前に合ふ。VDPの規定に合はせて、カビネット・トロッケンをオルツワイン、シュペートレーゼ・トロッケンをエアステ・ラーゲ、アウスレーゼ・トロッケンをグローセス・ラーゲと同じにすると云ふ。説明してくれるお姉さんが兎に角熱が入り、どんどん文章が長くなり、通譯するのがたいへんであつた。

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2013年9月17日 (火)

キンダーガルテン

P1040417_640x427 ドレスデンのゼムパー歌劇場ではモオツァルトの歌劇《魔笛》を觀る。

 1987年2月の舊東獨逸時代に旅行した時に、當日券を買ふのに零下15度位の外で小一時間並んで切符が買へず、愈々駄目かと思つたところに小父さんが聲を掛けてくれて、わざわざ遠くから來た日本人ならと一枚譲つてくれた思ひ出の歌劇場。その後も文通してゐるので、小父さんに聲を掛けて、今回は招待してあげた。

 ジンクシュピール故、歌と臺詞劇で構成され、フリーメイソンの影響を受けた内容で、他國の王子が王女を救い出すと云ふ冒險譚。それが、まるで幼稚園兒の落書きのやうな雰圍氣の演出にがっかり。三人の童子は聖十字架教會合唱團に屬
する子たちで、きちんと演技もできたが、王子タミーノ役スティーヴ・ダヴィスリムの聲が通らない。迫力の歌は夜の女王役のクリスティーナ・プーリッツィと王女パミーナ役のエレナ・ゴルシュノヴァであつた。


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2013年9月13日 (金)

赤ずきん

Rot2 3日目の午前中は東側のフライブルク、ロートケプヒェン・ゼクト醸造工場。直譯すると「赤ずきん」なので、てっきりグリム童話から取られた社名かと思ひきや、赤いキャップシールを目印にしたからだと云ふ。現在はシャムパン・メーカー・マム社の傘下に入り、がっつり資金投入したので、1866年創業當時からの建物を維持し、この建物の中で傳統的瓶内二次醗酵でヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)のゼクトを造ってゐる。それが10.80ユーロなので凄いお買ひ得。ヴィースバーデンのゼクト会社より、こっちの方が好きになつた。
 タンク醗酵にコルク栓ではなく、プラスチックの栓だと、歐州各地から仕入れた葡萄果汁からワインを造り、それを混ぜてキュヴェにしてるので3.80ユーロと尚安いのに味はひはしっかりしてゐる。Rot

Rotkaepchen 昔はこの大樽に2人が乗り、天辺の櫓を回してブレンドし、キュヴェを造ったとのこと。勿論、その他の安價なものは大工場で生産してゐるので、企業印象を守る爲か、昔乍らを大事にしてゐるところしか見せてはくれない。

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2013年9月12日 (木)

グースセック醸造所

Gusseck 今回初めて舊東側、ザーレ・ウンストルート地方の醸造所グースセック。統一後に1.2ヘクタールの葡萄畑を買ひ取り、私企業としてワイン造り始め、若當主はモーゼルの優、ファン・フオルクセンで修行の後、ガイセンハイムで醸造學を學んだと少し鼻高々。地方で東大出を自慢されてゐるやうな感じ。

 統一前の1985年に植ゑられたミュラー・トゥルガウが主要品種だと云ふが、最近はブルグンダー系も多く植ゑてゐると云ふ。輕やかな味はひは可もなく不可もなく、同じ値段なら他の地域のものを買ふだらうと云ふ位、強氣な値段設定。やる氣滿々の若當主の空回りもさる事乍ら、最新設備なのだが、どこか東の臭ひが取れない。

Gusseck2


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2013年9月11日 (水)

ランデルスアッカー

Randersacker 最初に訪ねたのはフランケン地方、ヴュルツブルクの隣村、ランデルスアッカーのトロッケネ・シュミッツ醸造所。マイン川沿ひの駐車場に奥様が出迎へてくれて、まづ畑を案内してくれた。少し廣いエーヴィヒレーベン(永遠の命)よりもプフュルヴェンと云ふ畑がよく、ジルヴァーナーも大切乍ら、丘の上で飲ませて頂いたゲヴュルツトラミナーが美味しい。薔薇のやうな強い芳香が普通は鼻に就くのだが、そんなことはなくて、骨格もしっかりとした辛口で美味。勿論、えっちら登り汗をかいたかも知れないが、事前に禮拝堂横に用意してくれてゐるなんて、とても親切。

 辛口への拘りは尋常ではなく、殘糖0.00g/lなんてのがあるのが信じられない。12年前に訪ねたことを傳へてゐたので、バイエルン訛りの激しいご主人も覺へてゐてくれた。これこそはヒゲのお蔭だ。
Bochsbeutel


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2013年9月10日 (火)

昔の粉挽き小屋

Forelle アルテ・マインミューレ=古いマイン川の水車を利用した粉挽き小屋と云ふ名のレストランが橋のたもとに在る。

 ヴュルツブルクで最も有名なシュタイン(石)畑で作られた、この地方の典型的なジルヴァーナーを飲む。輕やかで
キリリとした酸味がさっぱりと口の中を洗い流す感じで心地よい。前菜のチーズの盛り合はせで飲み切ってしまつたので、友人たちが肉料理であつたため、シュペートブルグンダーを頼む。こちらも飲み易い輕快さがあり、フォレレ・ブラウでも外れない。川鱒の蒸し煮でも、生臭くないのでぺろりと食べられた。

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2013年9月 9日 (月)

ヴュルツブルク

P1040301_640x427 フランクフルト到着後、専用バスに乘り、一路フランケン地方の中心地、ヴュルツブルクへ。此処の宮殿はバルタザール・ノイマンのフレスコ畫の天井繪が有名で、レントゲンの出身地であり、シーボルトの故郷としても知られるが、案外小さな街であつた。宮殿には二回來たことがあるが、他は全く見てゐない。

 顔本で知り合つた後輩と夕食を取るため、石橋へ。此処から眺める城が繪になる。
Burg_2


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2013年9月 1日 (日)

お休み

 本日より、ドイツワイン・ケナークラブの舊東獨逸ワインツアーの引率で留守にいたします。その後、延泊して11日に歸國します。それまで、ご迷惑をおかけします。

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