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2013年10月17日 (木)

中央驛

HbfBerlinhbf 東西冷戰の頃は伯林に中央驛はなくて、西側は動物園驛を主とし、東側は東驛を主として使つてゐた。「ツォーローギッシャーガルテン(Zoologischer Garten)」を約めて「ツォー(Zoo)」と呼んでゐたが、公衆便所の臭ひが漂ひ、立ちんぼがゐて、麻藥の賣買もあり、東から特赦でやって來たおばあさんたちがバナナを大量に買ひ込んで家族との別れを惜しむ、一種獨特な雰圍氣であつた。今ではごく普通の驛に成り下がってしまひ、變に健康的で明るい驛となつて、觀光客が溢れてゐる。

 さて、2006年の蹴球、世界杯獨逸大會に合はせて、運河脇のレアーター驛を改築して、硝子張りの「伯林中央驛舎」が完成した。建設途中は見たことはあつたが、今回初めて利用した。

 地下2階には地下鐵、地下1階には近距離列車、地上階は中央移動路となり、地上2階に市電、地上3階に長距離列車と云ふ立派な現代建築である。獨逸の首都たる顔だから仕方ないにしても、或る意味詰まらない。最近、評判を落としてゐるDB(獨逸鐵道)の案内係には長蛇の列、切符は全自動の機械だけ。面白味に欠ける驛となつた。

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