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2013年12月28日 (土)

大掃除

 ごっそり、紙媒體は捨てることにしたが、大掃除が終はらない。よくもまあ、こんなものまで取つてあつたと我乍ら感心する。本日より、新年5日迄、お休みを頂きます。とは云ふものの、何処へ出掛けるでもなく、自宅の大掃除と、實家、かみさんの家族と新年會などで直ぐに終はつてしまふことであらう。よいお年をご祈念申し上げる。

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2013年12月27日 (金)

仕事納め

 本日が仕事納め。明日は大掃除。無事に一年が終はります。來年が皆様にとって素晴らしい年となりますやうに祈念してをります。新年は6日より營業いたします。

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2013年12月26日 (木)

放送

 23日放送の「ヒルナンデス!」の鍋料理の場面で、すき焼今朝のお座敷をお貸ししました。料理も出さないので、休日一人で出勤。場所だけなので、弊社の情報すら出ないから、背景には自作掛軸をちゃっかり掛けてをきました。氣附く人は氣附くと云ふ寸法。

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2013年12月25日 (水)

救世主

 22日に後輩たちのヘンデル《救世主(メサイア)》を聽きに行った。後半にある喇叭の獨奏が最大の難関で、昔を思ひ出す。自分は前半頑張ったものの、途中擦れて音が出ず、絃樂器との掛け合ひにならなかつた。それまで、段々と緊張して來るのが回りに傳はるのか、諸先輩方がにっこり笑顔でこちらに向かつて、大丈夫だよと目で合圖してくれたのであつた。途中崩れたものの、最大限、全てを出し切った爽快感は忘れられない。
 この子たちも學生最後の演奏として記憶されるのであらう。

 謹んで基督降誕祭のお祝ひを申し上げる。

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2013年12月24日 (火)

エキストラ

 日本放送協會が元旦に放送する番組「1914 幻の東京 〜よみがえるモダン都市〜」を是非、ご覧ください。日本橋の上、淺草十二階「凌雲閣」の上、銀座の市電などに自前の着物、ホムブルク(帽子)、下駄で出演してをります。

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2013年12月21日 (土)

身體で聽く

 本日は休憩時間に淺草のギャラリーエフへ、友吉鶴心さんの「花一看」、第11章『うたかた ~方丈記ヲ歌フ』、第3話を聽いた。平安時代に起きた天變地異を自分で取材した鴨長明の話。800年以上前の話でも、世知辛ひ世の中は變はらないどころか、もっと酷かつたやうだ。

 現代人は耳にイヤホンを差し込んで、耳だけで聽くと思つてゐるが、音樂は自ら進んで身體で受け止めるもの。その言葉はいたく心に刺さった。生演奏、アクースティックな蓄音機も身體で感じるものだから。

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2013年12月20日 (金)

OZU

2013122015030000 伯林に住んでゐた1989年であつたか、單館上映の映畫館で「特輯OZU」とあり、全然ピンと來なかつたが、これは小津安二郎のことであつた。

 京橋のフヰルムセンターで「小津安二郎の圖像學」展を觀た。映画の小道具に、當時の畫家の繪をきちんと飾つてゐたことを知った。事務所の壁、料理屋の廊下の奥、客間の掛軸など、言はれて初めて氣附くところばかり。

 例へば、《秋刀魚の味》では橋本明治「石橋」、他にも、月岡芳年「一ツ家 五代目尾上菊五郎」、梅原龍三郎「萬暦赤絵より」、東山魁夷画集『東京』より「迎賓館」等、さりげなく本物を入れてゐたところが粋だ。

 自身の筆による標題、文字デザインもあり、多才なだけでなく、色彩にも五月蠅かったこともわかる。さう云へば、熱海の旅館で小津特製の「カレーすき燒」も考案する位、食にも五月蠅い人であつた。贔屓にしてゐた上野のとんかつ屋にも未だ足を運んだことはないが、故人の日本人映畫監督の中では、人氣もあり、とても氣になる人だ。

 今回は映畫のセット背景や看板も復元されてをり、面白かった。

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2013年12月19日 (木)

初雪

 明日は東京でも初雪だと騒がれたにも拘はらず、結果は冷たい雨。交通麻痺も起こらず、平穏無事でよかつたが、気象廳に踊らされたか。

 本日で表装教室も最後。夏から取り組んだ丸表具も無事修了し、そのまま桐箱をお願ひしに行った。店の繁盛記も山を越え、ゆるりとして來た。

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2013年12月18日 (水)

セーラー服

 柴田悦子畫廊で「Iwatsubo Satoshi展」を觀る。大きな紙に銀箔を使ひ、主に輪郭でセーラー服の少女が浮揚してゐたり、ぼんやり空中を見てゐるやうな繪。少女の視線が浮いてゐて、夢見心地な感じが面白い。但し、かう云ふ繪は自宅に飾れない。かみさんや子供に何を言はれるかわからない。

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2013年12月17日 (火)

カイユボット

 ブリヂストン美術館の「カイユボット展」へ。ベル・エポック期(古き佳き時代)のブルジョワ階級の日常を描いたカイユボットの展覧會。珍しい作品も來日し、館所蔵の作品も多く展示されて、實りの多いものであつた。

 途中から印象派展に出品を取り止めで距離を取るものの、短艇に熱中して、レガッタに選手で出場する程であつたらしいが、巴里のアパルトマンで弟の彈く洋琴を描いたり、近代都會人の生活を描いてゐる。特に鐵橋の「歐州橋」上の一齣が氣に入つた。下から機關車の蒸氣が上がり、娼婦が金持ちに聲を掛け、紐なしで犬の散歩をしてゐる人の目線が都會人らしい。
 當日の風俗はまだまだ參考になることが多い。伯爵も肖像畫描いて欲しいと思はないと訊かれたが、そんなこと考へたこともなかつた。

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2013年12月16日 (月)

忘年會

 14日はすき燒今朝で恒例の「學藝員仲間の忘年會」。京都造形大の通信教育で學んだ學年を超えた仲間たち。念願叶って美術館で働く人、目指す人、全く違ふ仕事の人、それぞれ、皆頑張ってゐるのでとても刺戟を受けた。

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2013年12月14日 (土)

山鹿流陣太鼓

 本日、討ち入りの日也。山鹿流陣太鼓はドン・ドン・ド~ンと「一打ち、二打ち、三流れ」で打ったらしい。歌舞伎座では《假名手本忠臣藏》が掛かつてゐるが、來月の〈山科閑居の段〉が觀たい。文樂では此処が一番の山場であり、住大夫のCDで聽き慣れてゐるだけに聽きたいところだが、今更席も取れないであらうし、新年會で忙しく、きっと店も空けられないと思ふ。

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2013年12月13日 (金)

大勢

 今週も50名の團體さんがあり、大賑はひです。普段の暇に慣れ切つた身體にはきつい週でした。來週も續きます。

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2013年12月12日 (木)

欺瞞

 この間、自宅の模様替へで300冊くらい本を処分したのだが、たいした金額にならず、がっくり。それでも、買って本を讀むことは止められない。

 倉山滿『嘘だらけの日米近現代史』扶養社新書を讀むと、如何に偏つた報道しか信じて來なかつたが分かる。文句を言ひ恫喝する近隣諸國や戰後の教育が正しくないことがよくわかつた。

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2013年12月11日 (水)

インバル

 先月はインバル指揮、都響のマーラーチクルス後半の最初となる、6番、7番を聽いた。サントリーホールの半期シリーズで購入できず、今回は横濱の港未來ホールでの季節だ。

 既に何年もインバルの下で演奏してゐる都響だけに、非常に緻密な演奏であつた。但し、幾人かゐる主席奏者の内、二番手、三番手の方故か、少し獨奏に不安もあつた。6番のトラムペットは幾度は外し、指揮者にし即されても立ち上がることはない位に殘念ではあつたが、ゆったりとしたテムポでがっしりと進む、堂々としたもの。
 悲劇的な6番の鐵槌、それに對して7番の打樂器群にマンドリンなど、まとまりのない樂想ではあるものの、無理に解釈を押し附けず、却ってそれがよい結果を生んだ。

 それにしても、よくもまあ、こんな曲を書いたものだと思ふ。獨逸にあつては墺地利人、墺地利にあつては猶太人と云ふ異邦人の悲しさに溢れ、村の軍樂隊の喇叭から、古典派から、何でも受け入れたマーラーの混沌こそ、21世紀に相應しい。

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2013年12月10日 (火)

寺子屋

 文樂鑑賞教室では《團子賣》の後、靖大夫による解説、龍爾の三味線、文哉の人形の説明があり、休憩後に《菅原傳授手習鑑》より〈寺入り〉〈寺子屋〉の段。津駒大夫、燕三の〈寺子屋〉には、玉女ではなく、勘十郎さんの松王丸であつたので、迫力があり、とてもよかった。

 此処でも主君の息子の身代はりを誰にするかが問題となる。住大夫の素淨瑠璃も聽いてゐるし、歌舞伎でも觀てゐるだけに、寺子屋は松王の「泣き笑ひ」と「いろは送り」が見せ場なのだ。何度聽いても哀れだ。これを觀た女子高生たちは何を感じてゐたのであらうか。

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2013年12月 9日 (月)

120年振り

 文樂12月公演では《大塔宮あさひの鎧》が錦糸さんにより、121年振りに蘇演された。震災の後の3月23日の夜、素淨瑠璃で行はれた時は店を離れられず聽くことができなかつた。少ない觀客の前で披露されたものの、非常に反應がよかつたと聞いてゐたが、昭和28年に復活された《曾根崎心中》と同じく、何の違和感もなく、自然と話の筋に導かれ、太夫の語りに耳を澄まし、太棹の勢ひに乘せられて、人形を見入つてゐた。

 子供を身代はりにすると云ふ、文樂ではよくある題材だが、不憫だから祭の最中に切ってしまつてくれと頼むのも凄い。そして、身替はりの身替はりのどんでん返し。前半睡魔に襲はれたものの、後半は錦糸さんと文字久大夫の氣迫でがっつり聽くことができた。

 後半は珍しく江戸が舞臺の《戀娘昔八丈》。材木問屋城木屋の娘お駒に戀する番頭丈八の早合點、一人芝居でお駒は罪人として、鈴ヶ森で処刑される寸前に助け出されると云ふ話に、お家騒動も重なり、世話物として知られてゐる。後半の呂勢大夫と藤藏の勢ひがよく、氣持ちよかつた。

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2013年12月 6日 (金)

取材

 けふはこれから、臺灣の旅行電子頁の取材を受ける。これはいい。でも、嫌ひなテレビ局から依頼を受けたが、乘り氣でなく、それが傳はつたのか、向かうから斷りの連絡が入つた。老舗とはかう云ふものと云ふ、先方の解答に合致しなかつたのだから仕方ない。

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2013年12月 5日 (木)

山梨

2013120415590001 山梨縣産ワイン商談會へハイアットリージェンシー東京へ赴く。近年、確實に技術向上してゐる國産ワインの中でも、山梨縣は力の入れ方が違ふ。久し振りにお會ひする醸造家、初めて口にする醸造所のワイン、定番のワイン、皆さん、とても頑張ってます。

 一時、辛口なら何でもいいと云ふ感じもしたが、やや辛口のほんのり甘味を残した甲州の方が和食には合ひさう。マスカットベイリーAはあのファンタグレープの香りが抑えられてゐると、料理とのバランスもよいだらうに。それぞれの試行錯誤があって面白い。

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2013年12月 4日 (水)

吸血鬼

 また、藤村實穂子さんの歌聲が聽きたくなり、マイヤー指揮、新日フィルの演奏会でサントリーホールへ。

 獨逸浪漫派の物の怪が跋扈する世界を描いた歌劇を中心にしたプログラム。

 マルシュナー: 歌劇《吸血鬼》序曲
 マルシュナー: 歌劇《ハンス・ハイリング》より ゲルトルートのモノローグ
 ワーグナー: 楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死
 ウェーバー: 歌劇《オイリアンテ》 作品81 序曲
 ワーグナー作曲(マイヤー編) 《パルジファル》組曲

 ウェーバーの流れを汲む歌劇だと云ふのがよくわかる《吸血鬼》。地底の王樣との結婚を強いられる娘の母親の恐怖を描いたモノローグ、メゾソプラノの藤村さんが實舞臺では決して歌はない美しいイゾルデ、亡靈の出現する歌劇序曲、そして、パルジファル!
 2006年のバイロイトの舞臺を思ひ浮かべ乍ら聽き入ることができた秀逸な演奏。マイヤーの指揮は疾風樣式で滯ることなく、ぐいぐい真ッ直ぐと引ッ張るので緊迫感に溢れてよい。但し、《トリスタン》は1953年のフルヴェン、フィルハルモニアに慣れ親しみ過ぎたので、テムポや捉へ方に物足りなさを感じることもあるが、現代的なので、唯重いだけの演奏より格段によい。また、終演後のカーテンコールでも終始にこやかな藤村さんであつた。

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2013年12月 3日 (火)

表彰式

 12月1日はドイツワインケナー倶楽部、第10回ワイン會であつた。11時表彰式の筈が、建物の開館自體が11時と云ふことを直前まで知らず、我々裏方擔當者だけは先に入れてくれると云ふのだが、重たい廣報誌『エクスレ』をゴロゴロ引ッ張つて來たら、一人遅刻するは、お店との連携や段取りの惡さが露呈して、滯ることしきり。

 認定証授与、表彰、講義後、一旦外へ出て貰ひ、再入場してゼクトで乾杯、ご協賛頂いたドイツワインを自由に飲んで頂き、途中で料理を摘まむのが、當初の豫定人數を大幅に超えて57名も來てくれたので良しとせねば罰が當たる。次回はよくしようと思つても、毎回店が違ふところも難しい。

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2013年12月 2日 (月)

場所貸し

 明日、撮影に場所を貸してくださいと泣きの電話が入り、急遽休みなのに出勤。テレビ番組の収録のお手傳ひと相なつた。お笑い藝人に對して、特に好き嫌ひもないが、普段あんなに畫面の中で巫山戯てる方が實はとても禮儀正しくて吃驚した。

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