« 戰車大隊 | トップページ | 補助金 »

2014年1月28日 (火)

ガン附

 高校の後輩でオルガニストの大平さんからお知らせを頂き、井上道義指揮、日フィルの「ガン付」を聽いた。ほんたうはサン=サーンスの交響曲第3番ハ短調 作品78《オルガン附》と云ふのだが、近頃は何でも省略するのでかう云ふと學生から聞いたのだ。

 最初の一曲目は、同じサン=サーンスの《絲杉と月桂樹》より〈月桂樹〉と云ふ短い曲も、オルガンが入ると俄然華やいだ感じになる。大平さんの演奏は昨年の修士卒業試驗に當たる學位審査會公開演奏會以來。昨年9月にお住まひのヴュルツブルクで一献交えて以來でもある。

 今回は二階中央最後列で聴いたので、真正面にオルガン奏者が見え、落ち着いて演奏してゐる様子がよくわかった。休憩後の「ガン付」には衣替へして力演。指揮者、井上がひとり張り切って、オケもよく鳴ってはゐるのだが、前日に戦車大隊の突撃のやうな怒涛の演奏を聴いたので、佛蘭西のエスプリとかではなく、日本人らしい淡白さにほっとする反面、ややもの足りなかった。

 樂屋に真ッ先に驅け附けて、勞をねぎらひ機山のスパークリングを手渡す。井上さんから色々學んだとの由。今後がますます樂しみである。

 

|

« 戰車大隊 | トップページ | 補助金 »