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2014年2月27日 (木)

石版畫

 シロタ畫廊に「山田彩加展 -命の繋がり-」を觀に行く。銀座七丁目のヤマハの裏で、店からも近いので時折尋ねる版畫專門の畫廊。
 巴里留學時代の小振りの石版畫(リトグラフ)から、150X250糎の大判の大作まで、繊細な筆使ひで黒ぽい畫面に、女性の顔、鏡冩しの懐中時計、動物などが浮かぶ。よく見ると背景も唐草や波模樣などであつたり、細かく描き込んでゐる。私の好きな「絲」も小振りの額になると、また印象が一新する。女性の顔を描いたものが一番人氣だと云ふ。
 日本では石が手に入らず、アルミ板に直接描くのださうだ。巴里での作品は石版故、なにか柔らかい感じがする。大判のものは何枚かを摺り、接合させたものだが、刷り上がりの色が違つたり、かなりたいへんであらうことは分かる。たいへんな根氣のいる仕事なのは確か。一作に一年以上かかるだなんて、敬意を表す以外にない。
作家ご本人は長身の清楚な方であつた。

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