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2014年2月 7日 (金)

木版畫

2014020215060000  「江戸の會」で世繪と新版畫の蒐集家、土井利一さんと、木版畫の彫師であり摺師である、朝香元晴さんのお話を聽いた。
 浮世繪は絵師、彫師、摺師、版元の四者の共同作業であり、初摺りと後摺りでは、圖柄に省略があったり違ふという。貴重な版木は表裏を使ふだけでなく、一面削って再利用したこと、自分の手に合はせて専用の鑿(ノミ)を誂へること、馬楝(バレン)1つで14万円もすることなど、職人の腕を支へる道具も高價だと初めて知つた。

 目の前で掘る、摺る實演は迫力がある。ご本人は1粍に6本しか掘れないけど、名人は7~8本も掘れるので、繪師では描き切れない髪の毛一本も表現できるのだとか。天晴れ日本の傳統技術。

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