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2014年2月10日 (月)

新しいモーゼルワイン

2014020316250000 知人がが直輸入を始めたドイツワインの試飲會があった。その醸造所の最高級のワインのひとつ下のクラスを中心としたもの。普段飲みと云ふよりは、何かの時に開けたい、そんなワイン6種類の印象。

1. ベルンハルト・アイフェル醸造所の2012年トリッテンハイマー(村)・アポテーケ(畑)・リースリング(品種)・シュペートレーゼ(遅摘み)・トロッケン(辛口)は、南洋系の果実の香りに溢れ、優しい酸味でとても華やか。女性醸造家故か?自分のモーゼルのイメージとは違ふ。食事に合ひさうなワイン。自宅で飲むドイツワインは、QbAかカビネット級なので、アルコールを高く感じるが、南の辛口ワインに慣れてゐる人にはどうと言ふことはないだらう。

2. マルティン・ミュレン醸造所の2011年クレーヴァー・パラディース・リースリング・シュペートレーゼ・トロッケンは、熟したパイナップルのやうな香りは貴腐葡萄が混ざってゐるからだらうか、'11年の所為か酸味は優しいがしっかりとして、モーゼルらしい輪郭があり、飲み応へのするワイン。料理なしの単体でもよい。また、昔の地圖をあしらったエチケット(ラベル)も素敵。

3. マルティン・ミュレン醸造所の2012年トラバッヒャー・ヒューナーベルク・リースリング・シュペートレーゼ・トロッケンは、仕入れ値が高いと云ふのは、しっかりと味はひに反映されてをり、緑な葉の感じが前面に出て、若々しい酸味と重心の低いどっしりとした味はひ。5年後に抜栓して飲んでみたい。ご進物によいかも知れない。

4. ファルケンシュタイン醸造所の2012年ニーダーメニンガー・ゾンネンベルク・リースリング・シュペートレーゼ・ファインヘルプ(半辛口)は、ザールらしく主張の激しくない、おとなしい果実香とミネラル感、溌剌とした酸味とあとからじんわり来る甘味が素朴でおいしい。アルコール度数10.5%も飲みやすい要因のひとつだらう。自分好みのほっとする味はひ。

5. ファルケンシュタイン醸造所の2011年ニーダーメニンガー・ゾンネンベルク・シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)・シュペートレーゼ・トロッケンは、ドイツ、特にバーデンの赤ワインとはかけ離れた造り。瑞々しさときめ細かなミネラル感に、がっつりとした酸味。色が薄く酸味の強い、はっきりとした輪郭の昔のドイツの赤ワインを彷彿とさせる。バリックを多用した今の風潮に媚びない、孤高な感じがとてもよい。

6. ファルケンシュタイン醸造所の2012年ニーダーメニンガー・ホーフベルク・リースリング・アウスレーゼ(房選)は、おとなしい個性ではあるものの、控えめな果実香にミネラル感がザールを主張し、しっかりとした酸味と完熟葡萄に由来する甘味の釣り合ひが素敵。人によっては、甘いと云はないかも知れないが、費用対効果に優れ、満足度も高いので、数年たってから飲んでみたい。

これからヴァインベルクのHPでセット販賣、バラ賣りがされる。
ドイツワインに馴染みのない人で存分に楽しめる味はひばかりなので、是非!

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