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2014年2月20日 (木)

お染久松

 誕生日を迎へて、五十路になつた。生憎の風邪引きで、熱はないもののまだ聲が出ない。

 二月の文樂公演、第二部はお染久松の物語なので頭と最後にお染と久松を使つた「染模様妹背門松」。

 上段の「油店の段」では、咲甫大夫がすっきりと始め、切は咲大夫が話藝で樂しませると云ふよりはガチャガチャして單に下品なチャリ場となり、まるで吉本の新喜劇のやうであつた。「生玉の段」は睦大夫、芳穂大夫が成長して、声が通るやうになつた。「質店の段」は大嫌ひな千歳大夫であつたが、このところ、かなり上達した氣がする。相變はらず、がなり立ててはゐるものの、最後まで聲も枯れず、きちんと語ってくれたのだ。
 そして、「蔵前の段」では、藤藏の三味線は切れはあるものの、餘りに元氣がよすぎて、文字久大夫には全く合はない。ふたりの息が合つてないのが殘念。

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