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2014年4月10日 (木)

GOLD

Photo 東京・春・音樂祭の最も脚光を浴てゐるワーグナーの樂劇《ラインの黄金》、演奏會形式を聽いた。

 今回、N響を振るマレク・ヤノフスキはワーグナーで定評があり、演奏會形式にすることにより、ワーグナーチューバのやうな特殊樂器の他、ハープ6臺、舞臺袖に1臺、18臺の鐵床など、作曲者が求めた条件に限りなく近附くことができ、その上、妙ちくりんな演出に惑はされることなく、純粋に音樂だけを樂しむことができて、とてもよかった。

 特にアルベリヒ役のトマス・コニエチュニーが絶好調で愛を捨て、指環に呪ひを掛ける小人をよく演じてゐた。そして、ローゲ役のアーノルド・ベズイエンも智惠の火の半神を輕快に歌ひ上げ、そして、ヴォータン役のエギルス・シリンスも神々の長としての威嚴と迷ひをよく出してゐた。

 かうしてワーグナーの音樂に浸り、歌に集中できるのはとてもいい。東京文化の三階中央最前列の爲、音の響きもよく、舞臺や字幕もよく見え、堪能できた。

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