2014年5月 8日 (木)

風呂

 映畫「テルマエ・ロマエII」を觀た。夫婦50割引で二人で2,000圓は助かる。前回のやうな強い印象はないものの、相撲力士がグラデイエーターであつたり、古代羅馬人らしい發想が大いに笑へた。

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2014年4月 9日 (水)

特撮

Photo 『圓谷英二 特撮の軌跡展』と云ふのが新宿高嶋屋であつたので、休日にのこのこと出掛けた。
 案の定、親子連れか、40代のオタクが多い。東寶時代の特撮から、「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」と怪獣ものが多く、珍しい當時のポスター、撮影用装置から臺本、再現セットの他、怪獣の着ぐるみが多く飾られてゐた。どれも、これも懐かしいものばかりで、一人目を輝かして見てゐたのだ。オタクが呟く、細かい話も耳に入り、よく知ってるなあと氣にはしつつ、同じ穴のムジナを實感した。


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2013年12月26日 (木)

放送

 23日放送の「ヒルナンデス!」の鍋料理の場面で、すき焼今朝のお座敷をお貸ししました。料理も出さないので、休日一人で出勤。場所だけなので、弊社の情報すら出ないから、背景には自作掛軸をちゃっかり掛けてをきました。氣附く人は氣附くと云ふ寸法。

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2013年12月24日 (火)

エキストラ

 日本放送協會が元旦に放送する番組「1914 幻の東京 〜よみがえるモダン都市〜」を是非、ご覧ください。日本橋の上、淺草十二階「凌雲閣」の上、銀座の市電などに自前の着物、ホムブルク(帽子)、下駄で出演してをります。

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2013年10月29日 (火)

出演

 近頃は顔本主體となり、こちらを綴るのが疎かになつて申し譯ない。だいたい、一週間分書き溜めてをくのだが、會社のPCが壊れ、修理からまだ戻らないことをいいことに此処もほったらかしにしてゐた。

 さて、この間、某テレビ局にエキストラで出演でした。何でも大正時代の再現場面だと云ふ。大勢居る通行人の一人だから、氣附いて貰へるかどうか。日本橋、凌雲閣、俗に淺草十二階の上から、そして市電の中、銀座の露頭などの場面を全面緑を背にして歩く。その時に、周りを見回す程度の演技も必要で、人力俥にも乘つた。

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2013年1月18日 (金)

俊の科白

 この間、宮崎 駿企劃・脚本作品《コクリコ坂から》が地上波で放送された。或る程度の短縮も致し方ないし、途中で宣傳が入るのが氣に入らないが、初めて見るには凝縮されてゐるのでよい。横濱を舞臺に、東京五輪前の高校生の姿を描いてゐるが、懐かしいものが澤山出てゐた。製麺機のやうなローラーで挾むだけの脱水機の附いた洗濯機とか、タイル貼りの臺所流し、齒釜鍋…、自分が子供の頃は幾らでもその邊で見られた風景なのだ。その上、カルチェラタンと呼ばれる明治から在る古い建物の建て壊しに反對する集會で、主人公の俊が

 「古いものを壊すことは過去の記憶を捨てることと同じじゃないのか!?」
 「人が生きて死んでいった記憶をないがしろにするということじゃないのか!?」
 「新しいものばかりに飛びついて歴史を顧みない君たちに未来などあるか!!」

 何と素晴らしい科白なのであらう。此処だけで痺れてしまつた。

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2013年1月 8日 (火)

噫、無情!

 今、話題の映畫《レ・ミゼラブル》を觀た。あのヴィクトル・ユーゴーの長編小説をよく2時間に纏めたものだと感心した。勿論、舞臺音樂劇(ミュージカル)が元にはなつてゐるが、ほぼ粗筋はそのままに、俳優たちに歌の教育を施して全編歌はせたのが功を奏し、大成功したのであらう。普通なら吹き替へで別の歌手が歌ふところなのだが、ヒュー・ジャックマンやラッセル・クロウのやうに筋骨隆々でならした俳優陣もよく歌へてゐたことに吃驚した。

 また、佛蘭西革命後の混亂期、1815年からルイ18世・シャルル10世の復古王政時代を通し、七月革命後のルイ・フィリップ王の七月王政時代の最中の1833年までの18年間が市民の目線で巧く捉へられてゐる原作通り、それが最新技術で映像化されると、臨場感この上なく、あたかもその場に一緒に居るやうに感じさせられた。未だ、見てゐないのなら、お勸めする。

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2012年12月26日 (水)

ダンディ

 坂本九さんの愛した一品として、東京MXテレビ「ニッポン・ダンディ」の取材を受けました。宮沢喜一元首相の孫に當たるエマさんと對談したのは親父で、自分は裏方でした。小さなお顔の華のある可愛らしい方でした。

 九さんとは、私も幾度はお手合はせ願ったことがありますが、親父も同じ庭球倶樂部に所屬してゐたので、よく一緒に試合をしてました。その流れでご家族ですき燒 今朝をご利用下さいました。

 放送は新年1月9日(水)21時から22時。是非ご覧ください。

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2012年11月20日 (火)

のぼうの城

 驚異的な賣上を記録した和田竜 『のぼうの城』 小學館文庫 が映畫化された。と云ふのは順序が逆で、先に脚本が完成し、それを小説にしてゐた。

 物語は石田三成が勝てる戰を逃し、戰下手を歴史に刻む忍城(オシジョウ)攻略。湖に浮かぶやうな砦なのだが、2萬の石田軍に對して、忍城には500人の侍と近隣の百姓だけ。降伏する筈が、カチンと來た成田長親(のぼう)は戰ひを選んでしまふ。絶對絶命の中でどう闘ふのか…

 映畫「のぼうの城」は電子計算圖形処理(コムピューター・グラフィックス)が、とても自然で作り物と云ふ感じが全くせず、雄大さが出てゐた。忍城(オシジョウ)の巨大セットは北海道で撮影されたと云ふが、合戰や水攻めの場面の迫力は他の追随を許さない。理詰めではなく、飄々とした長親には野村萬齋。舟上の田樂踊りも吹き替へなしで演技したと云ふ。史實なのだが、實に面白かつた。

 やや、上地雄輔の石田三成がいい人に描かれてゐる氣もしないでもないが、野村萬齋ののぼう樣以外に考へられないほど、よく合つてゐた。水攻めの場面がある爲、震災直後の公開を一年も延期したと云ふ。久し振りに觀た痛快娯樂時代劇であつた。

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2012年11月14日 (水)

よみがえりのレシピ

 映畫《よみがえりのレシピ》を觀る。失はれつつある在來作物に注目した山形の伊太利料理店「アル・ケッチャーノ」のシェフと、燒き畑農法の研究をしてゐた大學教授が出會ひ、家族の爲だめでも種を殘さうとしてゐた農家とのコラボで、新しい食材として生まれ變はり、新たに發信して行く物語。

 大量生産、大量消費とは真逆の世界だが、21世紀の今だからこそ注目されてゐる在來作物。丁度、第 4 回目になる Beginnings の「モノがたり」ワイン交流會に取り上げるので、よい機會となつた。

11月23日の行はれるワイン交流會では、映畫《よみがえりのレシピ》をユーロスペース鑑賞後、場所を惠比壽の「エノテカルー
チェ
」に移し、今見た食材を食べ、山形の食材に拘つたアル・ケッチャーノの元スタッフ、今野 優さん(鶴岡食文化産業創造センター 実践支援員)との對談もある。

2012 年 11 月 23 日(金) 11 時 45 分集合
第 1 部:映画《よみがえりのレシピ》鑑賞
渋谷ユーロスペースにて(12 時 00 分〜13 時 35 分)

第 2 部:山形の食材を食べ尽くす
エノテカルーチェにて(14 時 00 分〜17 時 30 分)

会 費:7,500 円
(映画 1,700 円 交通 300 円 飲食 5,500 円)

当日現金 定 員:30 名

お申し込み、お問ひ合はせ:
TEL: 090-5964-5914
BEGINNINGS 尾崎まで 

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