今年の茂木
先週、日テレさんの前を通つたら、MotoGP 日本グラン・プリの宣傳をしてた。年甲斐もなく、思はずストーナーの愛車2011年型のRC212Vに跨っちゃひました。笑顔がよいと妙に評判に。
今年は觀戰に行きますよ♪
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先週、日テレさんの前を通つたら、MotoGP 日本グラン・プリの宣傳をしてた。年甲斐もなく、思はずストーナーの愛車2011年型のRC212Vに跨っちゃひました。笑顔がよいと妙に評判に。
今年は觀戰に行きますよ♪
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昨日午後、自動二輪競走競技(ロードレース)世界選手権MotoGP第17戰がマレーシアのセパンで開かれたが、MotoGP級決勝戰の第2周目の11角(コーナー)でシモンチェリ選手が轉倒し、内側に二輪車(マシン)と共に滑り、後續車に轢かれ、救急車で搬送されたものの亡くなつてしまつた。
先月の茂木で自筆著名(サイン)を貰つたばかり。愛嬌のあるモジャモジャ頭からシャンプーの匂ひを漂はせ、笑顔で多くの人の聲援に應へてゐた姿が目に燒き附いてゐるので、衝撃が隠せない。無謀だと思はれる程、積極果敢な走りで大いに競走(レース)を沸かせてくれたが、死んでしまつてはどうにもならない。24歳のまだ若すぎる死。昨年のショーヤ以來とは云へ悲し過ぎる。
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今年も行つた茂木でのMotoGP世界選手権、日本グラン・プリ。昨年は火山噴火で延期を餘儀なくされ、今年は震災で秋に順延された上、放射能が怖いと一時、選手が出場したくないと言ひ出したのには參つた。日本を助けやうと義捐金を送るのはいいが、自分は行かないと云ふのに對し、主催者ドルナは伊太利の第三者機關にコース上、宿泊施設、食べ物、飲物、近隣の畑等を調べた上、問題なしとなつてやっとOKが出たのだつた。
年に一度の折角の機會なのに、もしも中止にでもなつてゐたら、ホンダ、ヤマハ、スズキと日本の製造會社が顔を揃へるにも拘はらず、益々バイクは遠い乘り物となつたことだらう。選手たちのサイン入りTシャツの義援金が送られる式典もあつた。應援席はロッシの所屬するドゥカティ應援席。真ッ赤に染まる。
さて、例年通り豫選はパドックで、選手の邪魔にならない程度に自筆署名を貰ふ。愛想よく笑顔でしてくれる人、避けるやうに逃げてすまふ人、それぞれ。なかには一般人立ち入り禁止地域にまで足を踏み入れて、サインを強請る無禮な奴が居るので、これでは日本人の品格が疑はれても仕方がない。
決勝戰は前評判のよい選手がこぞって一位を獲得できない波亂の展開に。スポット參戰の中上貴晶くんは豫戰で一時一位を取つた時もあり、久し振りの世界舞臺を樂しんでゐるやうで、大人びた顔附に鍛えた身體に成長が現れ大いに期待してゐたが、決勝午前中のウォームアップ走行で轉倒し肩胛骨を骨折棄権。これを機會に世界へ羽ばたけるかと思つてゐたが、今後が心配に。
他にも氣合ひが入り過ぎてコースアウトしたり、路面温度が低くタイヤのグリップが惡かつたからか、轉倒が續出し、我らのヴァレも一周目の第三コーナーで呆氣なく轉倒棄権。贔屓の選手が抜けると、どこへ氣持ちをぶつけてよいか分からず困る。
畫像は昨年茂木で骨折し辛酸を嘗め、今年天晴れ優勝したダニ・ペドロサ。
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昨日のWGP、西班牙グラン・プリ、25年目のへレスでは2度目の雨天。125cc級では今年から世界選手権に參戰を始めた背番號76番、奈良縣出身、尾野弘樹が霧雨の濡れた路面の難しい競走で21番手から奮闘を重ね8位入賞した。前戰
國際映像では殆ど映らなかったものの20歳の熱い走りをしてくれたのであらう。
Moto2級の高橋裕紀は一時は1位を走つてゐたものの轉倒して點數を得られず、最高峰MotoGPでも雨天の爲5人も轉倒脱落相次ぎ、ヴァレはストーナーを巻き込む轉倒したものの5位に食ひ込み、青山博一は堂々4位入賞。ハラハラさせられた波亂の競走であつた。
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一昨日、自動二輪周回軌道競走(ロードレース)世界選手権大會(WGP)開幕戰がカタールのドーハに在るロサイル・サーキットであつた。排氣量800ccのMotoGP級の前に東日本震災の被災者の爲に一分間の黙祷が捧げられ、大いに勇氣附けられた。開幕前にも各選手が聲援を送つてくれただけでなく、腕には喪章、日本語で「がんばれ日本!」の貼紙(ステッカー)を貼り、我々も日本人と共にあると云ふ態度を表明してくれて、實に嬉しかった。確かに、ホンダ、ヤマハ、スズキと日本の製造會社なしに競走競技は存在しないし、友人知人も多いことだらう。我々も自粛ばかりせず、日常生活を送れる人は大いにお金を使つて欲しいもの。
さて結果はヴァレは肩の怪我が完治せず9位に沈んだが、ホンダ製造會社所有・運營(ワークスチーム)のストーナーが優勝、3位にペドロサ、4位に爆發頭のシモンチェリが入る壓勝であつた。おおいに勇氣を貰ひ風邪も吹ッ飛んだ。
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ヒロシ兄の應援に弟周平が驅け附けてゐるのかと思ひきや張りボテ。此処は中央廣場内の屋臺で周平が浪人時代にお世話になつた麺屋「紅丸」の出店。4月は突然の延期に仕入れた材料を無駄にしない爲、相當苦勞したと聞いたので、決勝戰のお晝は此処の名物「チャーシュー丼」を頂く。
座席で落ち着いて食べられるのがいい。味のたっぷり染み込んだ煮豚とピリ辛のタレと漬物の相性もよく、あっと云ふ間に平らげてしまつた。
その他、選手應援料理は色々あるが、豫選ではカフェ・どんぐりでユーキ(高橋裕紀)の好きなサンラータン麺が附け麺版で登場してゐた。昨年の汁ソバも美味しかったが、こちらは汁の中も具材がたっぷりと入り、ラー油が辛くて唇が腫れるかと思はれる程で、これも美味。普段、刺戟的な辛いものは口にしないが、歩き疲れて腹ぺこであつた爲、美味しく頂いた。
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茂木には宿泊施設が少なく、ここ數年は笠間の割烹旅館「城山」に泊まる。時間で男女が入れ替はる大浴場の浴槽に薔薇の花を浮かせるのは過剰サービスだとは思ふが、兎に角食事が旨い。孰れも外れがなく、朴訥な茨城の方のもてなしに心が安まる。季節感のある食材の數々、庶民的な笠間燒の陶器、丁寧な仕込みの味はひが口の中に廣がるだけでもほっとする。畫像以外にも甘海老と鮪の刺身、真子鰈の揚物、酢物等澤山出して下さつたが全部紹介できないのが殘念。
たらふく食べたら、直ぐに寝て翌朝、少し早めに出發しないと邊鄙な駐車場へ案内されてしまふ。
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